A. | まだ次期大統領選挙日が決まってもいないですが、すでに世論調査では誰の支持率が上がったとか、落ちたとかという言葉が溢れているでしょう。 確信を持って言うことはできませんが、現在の国難を収拾する韓国の次期大統領は、下のグラフに姿を現した人物でしょう。
もしかしたら保守勢力の絶対的な支持を受ける将軍が権力の座に上がることもあるでしょう。可能性は無限に開かれています。しかし、現実的には難しいでしょう。選挙があまりにも切迫しているため、グラフの上部を占めた人物の誰かが次期大統領になるでしょう。 大統領候補に挙げられているだけに、各自が歩んできた道は本で何冊かずつ書けるほどでしょうが、ここでは簡単に紹介します。 ▶ ムン・ジェイン(文在寅) 故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の政治的同志として参与政府(盧武鉉政府)の創造に貢献し、参与政府で大統領秘書室長を務めた。親盧グループの座長格である政治家。 2009年5月23日、盧武鉉大統領が亡くなった後は盧武鉉財団の理事長職を務め、故人の記念事業を率い、政治の世界とは距離を置いていたが、2012年に釜山で55%の得票率で国会議員に当選し、本格的に政治家の人生を歩み始めた。 2012年12月の第18代大統領選挙で野党単一候補で乗り出したが、51.6%の得票率を記録したセヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補に敗れて大統領の座を譲った。しかし、彼が得た得票率は韓国の大統領選挙の歴史の中で2番目に多い48%で、当時の得票率を維持するだけでも、次期大統領選挙で有利な立場を先取りするものと見られる。 ▶ パン・ギムン(潘基文) 学生時代から外交官を夢見て、職業外交官としては頂点である国連事務総長の座に上がった。アジア太平洋諸国出身としては2人目。貧しい家庭の出身だが、家の仕事を助けながらも常に1位を引き受け、それにもかかわらず威張ることなく重々しく奥ゆかしく過ごす性格だった。 国連事務総長を務めたものの、政治には門外漢であるうえ、これまで韓国を離れていた彼が韓国の現時局に適しているのか疑問を提起しているが、年齢が年齢であるため、側近たちも今回の大統領選挙を最後の機会だと考えているようだ。 ※ 潘基文前国連事務総長は2月1日、大統領選挙不出馬宣言をしている。 |