A. | 2007年の第17代大統領選挙は、なんと12人も大統領選挙に挑戦しましたよね。その中で、誰が見ても可能性はほぼゼロに近かったですが、非常に不思議で面白く考えられた人が1人います。 記号8番ホ・ギョンヨン(許京寧)候補。あまりにも奇異な人物だと日本のメディアにも紹介されたことありますよね。 何がそんなに奇想天外なのかって? 彼が掲げた33つの革命公約を見れば分かるでしょう。ひとまず楽しむつもりで読んでみてください。そのうちのいくつかを紹介すると。 結婚革命:結婚手当男女各5000万ウォンずつ1億ウォン支給。 教育革命:中・高校時の試験は本人が最も自信のある1科目だけを受けるようにする。 道徳革命:大統領が5000万人の国民の冠婚葬祭を行う。大統領の名称も国民代表に変える。 33つの革命公約をすべて紹介できない点をご了承いただきながら、前回に書いていたことを続けることとしましょう。個人的な考えですが、今回紹介する方たちは大統領選挙街道から少し遅れをとっています。一時、潜龍と考えられましたが、昇天するのは難しいようです。 ▶ ナム・ギョンピル(南景弼) 京畿道庁がある水原(スウォン)の最古参の家門の息子。亡父ナム・ピョンウ議員が突然死去し、再・補欠選挙に出馬して33歳で当選した異変を産んで華やかに政治に入門した。 以後、京畿道知事に当選して勢いを重ね、次期大統領選挙の候補に挙げられたが、複数の悪材料に会った。2014年に長男が軍服務中に後任兵に暴行した事件が起こり、似たような時期に離婚までした。上記のプロフィールに他の大統領候補にあった配偶者の名前が抜けた理由が分かるだろう。 とにかく、現在は離婚したシングル、バツイチだ。しかし、家庭の問題で大統領選挙街道が狭くなったのも事実だろう。 ▶ ソン・ハッキュ(孫鶴圭) ソン・ハッキュ氏は、ナム・ギョンピル知事のはるか昔に京畿道知事を務めた。政治に入門する前には民主化運動に献身した人だった。すでに韓国最高の名門である京畿高校に在学中に西大門刑務所で6カ月間服役し、ソウル大学在学中には朴正煕政権に立ち向い、警察の追撃を避けて炭鉱村で鉱山労働者として隠れて過ごしたりもした。 維新政権下ではいつも手配対象だった。しかし、1979年の釜馬抗争当時、真相調査のために活動して逮捕され、ひどい拷問を受けて死ぬ直前まで行ったという。朴正煕大統領が側近に銃撃を受けて死亡し、ようやく釈放されたため命を維持することができた。 |