Q.俳優キム・ジェウクについて教えてください。

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A. 先日、終わったOCNドラマ『ボイス』を見たことがあるか分からないですね。犯罪現場のゴールデンタイムを守ろうとする112申告センターの隊員たちの熾烈な記録を伝える話ですよね。

このドラマの主人公は、112申告センターのゴールデンタイム長を務めた地区隊警査のム・ジンヒョク(チャン・ヒョク扮)と112申告センター長カン・グォンジュ(イ・ハナ扮)でしょう。公式ホームページには、この2人を除いては、全員その他の人物としてまとめられているそうです。

「聞くだけで見ることができる。その音、必ず掴む」ドラマのタイトルだけで見ると、事故で目を負傷し、小さな音も聞くことができる聴感能力が生まれたカン・グォンジュが『ボイス』の本当の主人公かもしれませんね。

チャン・ヒョクとイ・ハナの演技も見るに値しましたが、視聴者はこのドラマを生かしたのは希代の殺人モ・テグ役を務めたキム・ジェウクだと考えています。

ドラマでキム・ジェウクは正体を現さない声だったでしょう。半ばに至るまで正体を現しませんでした。

姿を現した後、彼は劇を主導しました。子どもの頃に母を失い、サイコパスとして成長した財閥2世は、何の罪悪感も感じず人を殺し、彼を追っていた捜査チームを翻弄しました。殺人を犯してきた隠れ家が発覚した後も、無邪気な笑顔を浮かべながらテンションの上がった姿を見せました。

キム・ジェウクはこのドラマで、既存のサイコパスとは質の違う悪役を演じました。極端な感情の起伏を自制し、感情的に断絶された、一縷の惻隠の情さえ感じられない殺人魔を演じました。

警察と対峙し、投降する時も顔には笑顔が満ち、海辺で自身を助けていた秘書までを鉄の塊で殴りつける時も無表情でした。自身を追いかけるカン・グォンジュが、自身が殺した被害者の娘だという事実を知った後は、興味深いというかのように、手で口を覆ってくすくすと笑いました。

ボイスは、俳優キム・ジェウクを再発見するきっかけとなったドラマとして評されます。すなわち、このドラマ以前にキム・ジェウクという名前は、人々にあまり知られていなかったのですね。

183センチのスマートなスタイルのキム・ジェウク(金材昱、1983年4月2日生まれ)は、モデルとして芸能界に足を踏み入れました。演技人生は2002年のMBCドラマ『勝手にしやがれ』に出演しながら繰り広げ始めました。

その後、『タルジャの春』(KBS、2007)に続いて『コーヒープリンス1号店』(MBC、2007)にキャスティングされ、比重ある配役を引き受け始めました。2008年からはドラマと映画を行き来しながら作品活動を続けて行ったでしょう。

2008年に映画『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』で天才パティシエ役を演じ、自分だけのキャラクターを見せましたが、残念ながら映画は大きく興行できませんでした。

初めて主演を務めたドラマはSBSの『赤と黒(原題:悪い男)』(2010)。このドラマでキム・ジェウクは一度も家族の愛を感じられなかった財閥2世として出て、キム・ナムギルと一緒に女心を盗んだ。同年のKBSドラマ『メリーは外泊中』でも、資産家の息子として生まれたチャドナム(冷たい都市の男)、企画会社の代表を演じました。

しばらく人気になった頃、軍に入隊し、彼のキャリアの中で断絶が生じます。国防の義務を終えた後、映画『セシボン』(2015)、『プランク定数』(2015)、『2つの恋愛』(2016)、『徳恵翁主』(2016)、『他の道がある』(2017)と、ドラマ『君を守る恋~Who Are You~』(tvN、2013)、『感激時代』(KBS、2014)に出演して多様な魅力を誇りました。

キム・ジェウクは生まれた直後、家族と一緒に日本に渡り、小学校に入学するまでの7年間、日本に住んでいました。韓国に来た時、韓国語をほとんどできなかった程度だといいますね。韓国語より日本語を先に学んだせいようです。そのためなのか、家で家族同士はしばしば日本語で話をするそうですね。

巧みな日本語の実力が演技にも役立つ時もあります。ドラマ『コーヒープリンス1号店』、『赤と黒』、『メリーは外泊中』でキム・ジェウクは流暢な日本語の実力を発揮しました。映画『徳恵翁主』で、最初から日本人役を務めました。

ドラマ『ボイス』が終わった後、キム・ジェウクは自身のインスタグラムに「グッバイ」という文と共に写真を上げました。

カメラを見下ろす姿にカリスマが感じられたりもするでしょう。ところが「グッバイ」だなんて、もうファンたちと別れようとするのでしょうか? 演技をやめるという宣言?

「フィルモグラフやキャラクターを見ると憂鬱な人に誤解されることもあるでしょう。最近は本当に笑わせたい。ギャグ欲がすごくある」
先日、あるメディアとのインタビューでこのように明らかにしたでしょう。もう冷たい財閥2世、憂鬱な演技の代わりにロマンチックコメディをしたいようです。
  • Lim, Chul
  • 入力 2017-03-15 00:00:00

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