A. | まず、表をひとつご覧ください。 店だけでなく、フランチャイズブランドもすごく増えました。公正取引委員会に登録されたブランドが17カ所に増えたのですが、そのうちの14カ所は今年登録を終えています。カステラで儲けることを夢見る人々がそれほど多かったという話です。繁盛する店は本当にパンを買いに来る客の足が絶えませんでした。 パンが焼きあがる時間が決まっているので、店の前はアツアツのカステラに魅了された客で大変なにぎわいを見せました。このような様子を見た人が「いったい、どんなパンなんだ」と好奇心を持ち、さらに行列が長くなったりもしました。 そのため、繁盛している店は1日の売り上げが200万ウォンを超えたりもしたそうです。 しかし、このような人気が一瞬に消えてしまいました。 大王カステラの元祖は台湾の屋台の食べ物です。台湾の淡水地域の露店で売っているメニューで、パン屋で売っているカステラの2倍以上(横18センチ、縦11~12センチ)と大きく、消費者を誘惑しました。屋台の食べ物が店舗に入ってきて、韓国で加盟事業の対象として注目を集めたため、価格が高くなったりもしました。 台湾現地では、1個あたり3000ウォンから4000ウォン程度だそうですが、韓国の大王カステラは1個あたり6000ウォンから9000ウォンと、高いところは2倍を越えるところもあります。加盟本部にロイヤリティを出して、店舗の家賃を払い、従業員に給料をあげなくてはいけないのですから、高くなるのはしかたがないことです。 とにかく、商売が繁盛しているという噂が流れて、あちこちに新しいお店が作られ、韓国全国に500カ所以上の大王カステラ店がオープンしました。自然と競争も激しくなりました。そうなると、一部のチェーン店や店舗では「私たちは小麦粉と卵しか使いません」と安全な食べ物であることを強調するマーケティングを繰り広げたりもしました。 そうしているうちに、鷹の目で見守っているテレビの告発番組に目をつけられたのです。 ※この記事は「ソウルで「大王カステラ」が大流行…どれくらい流行ったの?どうして人気が落ちたの?(2)」へと続きます。 |