A. | チバンイは言葉そのまま脂肪(チバン)です。3大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂肪のその脂肪のことです。脂の塊ですね。 チバンイのキャラクターはソウル瑞草区に本店を置く肥満クリニックと体形治療専門病院である365mcが作ったキャラクターです。はがしたくてもなかなか落ちない悪童をこの病院が連れて行くというコンセプトで作りました。チバンイのキャラクターを作った365mcにてこれまで送り出した広告内容を見るとそうなっています。 365mcが公式に設定したチバンイの姿は下の通りです。 主人の身体にぴたりとくっついて何を食べるか、運度をやめようか、夜に仕事をしている最中に甘いものを食べようとちょっかいを出します。通常は主人たちがチバンイの誘惑に引き寄せられます。こいつを引き離すために運動をし、ラップでぐるぐるに巻くなど努力を注いでもとても天真爛漫な表情で主人からなかなか離れてくれません。 しかし病院関係者が登場し、強制で主人からチバンイを引き離していきます。広告はまるで主人と生き別れるチバンイが嗚咽する場面で終わります。広告の中のいくつかを紹介しましょう。 だからといって病院でぬいぐるみまで作って売ったりはしないでしょう。病院ではキャラクターを活用したマウスパッド、ボールペンなどを製作し病院を訪れた人々にプレゼントとして贈呈しました。非売品キャラクターだったのです。 ぬいぐるみショップやオンラインショッピングモールで売られているる「チバンイ」は人形メーカーがチバンイの人気に便乗して作った製品です。よく見れば365mcのキャラクターよりもう少し可愛いと思いませんか。「チバンイパン」というバリエーションは頭にとても小さな手足がついており、原本とはまったく違う姿です。ただ、相当数のチバンイ人形がピザやパン、ケーキなど太りそうな料理を持っており、本来のコンセプトを維持しています。 形が変わったことには商品化のためにより可愛い人形を作ろうとした他に著作権問題もひっかかっていたためです。 実際に現在著作権紛争が起きている状態です。病院側がぬいぐるみを売る会社を相手に著作権法と不正競争防止および営業秘密保護に関する法律違反容疑で告訴しました。病院側は「チバンイと同一の形を持った人形で収益を得ることは不法」だとし「刑事告訴はもちろん、損害賠償まで請求する方針」だと強力な態勢です。 しかし人形メーカーは自信満々です。昨年5月に特許庁に商標出願した後、正当に人形を作って売っているという立場です。最初からチバンイのキャラクターを活用し収益を上げる考えがなく、チバンイの人気がこの程度まで高まるとは思わなかった病院が当初に特許を出す考えがなかったためでしょう。 病院は特許出願をせず、法的に問題がなくても他人の知的財産権を横取りし商売をした人形メーカーも訴訟をずるずる引っ張ることも何ですし、詳細な話は伝えられていませんが、適当な線で合意するように思われます。365mcと「愛の実」が共同で進行する「賢いダイエットキャンペーン」に参加する場合にはチバンイ人形を提供するという話も聞こえてきますから。 |