A. | ※この記事は「ソウルで「大王カステラ」が大流行…どれくらい流行ったの?どうして人気が落ちたの?(1)」の続きです。 総合編成チャンネルAは『食べ物 Xファイル』という番組の「大王カステラ、そのしっとりさの秘密」という番組で大王カステラが食用油まみれのカステラだと暴露しました。前日に売って残ったカステラと生クリームを組み合わせて、新しい商品に変身させる姿も公開されました。 店はたたんでいないものの、「潰れたも同然」というのが大多数の大王カステラ店主の思いであるようです。回復の兆しが見えず、他の業種に変更しようと必死な店主たちもいます。 オープンから1年余りのカステラ店がほとんどなので、業種を変えても損害が並大抵ではありません。 力のない店主たちがお店が潰れて道端をさまようことになりそうだと嘆くと、非難の矢が『食べ物 Xファイル』側へと向かったりもしました。 食用油は本当に害があるのか、パンを作るために食用油を使ってはならないのか、食用油よりもバターが体にいいのか、あれこれと疑問が提起されて、最終的には『食べ物Xファイル』が扇情的だったとか、一部の店の間違いを大王カステラを作って売る店全体の問題として取り上げたと非難されることになりました。 『食べ物 Xファイル』のこれまで間違っていた点にも言及がされ始めました。だからといって一度落ちた大王カステラの人気が上がるようには見えません。他の食べ物が溢れているのに、スッキリしない気持ちで大王カステラを食べる理由がないからです。 さらに、『食べ物 Xファイル』に過失があるのかどうかを超えて、大王カステラの秘密の一つは明確に明らかになった状態です。大王カステラはカステラではなかった。シフォンケーキだった、ということです。 食品業界の死神『食べ物 Xファイル』については次回、紹介します。 |