Q.韓国のおばさんは、どうして他人のことに干渉するんですか。

답변게시판
A. ポータルサイトに、このような訴えが投稿されたことがあります。「韓国に、おせっかいなおばさんたちが、どうしてこんなに多くなったんですか?」

この質問に対する答えが書き込まれたのですが本当に妙でした。「おばさんたちはそれが生きがいなんです。もちろん、みんながみんなというわけではないですけど」

まったく新しい町に引っ越しても、おばさんはすぐにその町に溶け込みます。隣に数回遊びに行っては、その家の主人が何をする人なのか、子どもたちは勉強ができるのか、つまらない内容まで把握します。店が開いていない夜中に家族からお腹が空いたからラーメンを食べたいと言われてラーメンがない場合は臆面なく隣にラーメンをもらいに行く人がおばさんです。突然、お金が必要になるとき隣にお金を借りに行く人もおばさんですね。

これだから、他人の事に口出しをしないなら、おばさんではありません。おせっかいとはかけ離れた中高年の女性ですか。そんな女性は貴婦人や奥様であって、おばさんではありません。おばさんはときおり嫉妬もして、自分も知らない間に迷惑をかけたりもしますが、近所の人と喜怒哀楽をともにします。

韓国のおばさんの出しゃばりな姿を素材として活用した映画もあります。2015年に公開された映画『犯罪の女王』です。

  • < 映画『犯罪の女王』に主人公であるおせっかいおばさんとして登場するパク・ジヨン >

田舎で美容室を開いている母(パク・ジヨン扮)は司法試験を準備中の息子が水道代が120万ウォンにもなったからお金を送ってほしいという連絡をしてくると、おかずをいっぱい持って考試院(司法試験の受験生が勉強のために寝泊りする狭い宿)にいる息子のもとを訪ねました。息子が引き留めたにもかかわらず、出しゃばって水道料金の真実を暴くといった内容です。

義俠心が強いから、世話好きになるのでしょう。

韓国人と交流のある外国人は韓国人の欠点として「おせっかいなところ」を挙げます。だから韓国人のこのような特性がおばさんたちにおいて絶頂を成すのでしょうか。

もちろんおばさんのおせっかいにより何の関係もない人が被害を受けることもあります。

目的地が終点駅だったため、安心して寝ていたのに誰かが起こしてきました。目を開けてみると知らないおばさんです。

「学生、次の駅は新村よ。うちの息子がここの大学に行っているから、私はよく知っている」

私はこの学校に通ってもいないし、今すごく疲れてるんです、とひとしきり文句を言いたかったのですが、善意で起こしてくれて「私のことがありがたいでしょう?!」と見つめられてしまっては、ただ呆れて何も言えなくなるばかりです。

それでも、このような場合は少し良い方です。隣のおばさんが思い切って挑戦したヘアスタイルが失敗したようだと、どうして染めたのか分からないと小言を言っていたおばさんが通りすがりの女性をつついて「あの子をみて、あんなふうにしないと。とても可愛い」と言ってしまっては、隣のおばさんはもちろん、その女性も災難に遭った気分になることでしょう。

おばさんのおせっかいは整形手術やファッション、化粧、教育、インターネットにあふれる悪質な書き込みに直接的または間接的に影響を及ぼしているという分析もありますね。

近所のおばさん同士が集まると、子供の話を取り出しては勉強ができない子供たちに一言ずつ口出しをして、そんな指摘を受けないために勉強をしろと息子や娘をせきたてたり、外観にも一言ずつ口を挟むからファッションや化粧法が激しく流行に乗ったり、さらに整形手術をするように煽るという意味です。

このようなおせっかいをする20代の青年もいますが、頻度はおばさんについていけません。

では、なぜ韓国のおばさんたちは他人の事に口出しをするのでしょうか。

おおむね3つのを理由に分かれます。一体感と認められたいという欲求、未熟な関係を結ぶ方式です。

このうち、承認欲求が最も大きいようです。

韓国の女性は歳を重ねても、社会的に尊敬されたり、そのような存在となることはできません。韓国の通貨の中で最高額の紙幣である5万ウォン札の主人公「申師任堂(シンサイムダン)」にしても、当代最高の女性画家ではなく儒学者李栗谷(イ・ユルゴク)の母としてより浮き彫りにされています。彼女が画家だったという事実すら知らない人もいるほどです。

このように韓国の女性は自分の存在、自分の才能よりも「○○○の母、○○○の妻」など、人々との関係を介して価値を持つようになりました。周りに自分の存在を明らかにしてくれる夫や子供、兄弟たちがいない場合は、隣の人、さらには見ず知らずの人とでも関係を結ばなければなりません。このような社会構造が数百年に渡って続いてきたため、韓国のおばさんのDNAにおせっかいな部分が生じたという説明です。

専門職の女性の社会進出が増えてきて、今では女性長官、女性大統領まで出てきた状態なので、おばさんのDNAから他人の事に干渉する習性は消えるでしょうか。そんな世界が来たら韓国はより良い社会になるでしょうか。

おそらく、他人の事に知らないふりをする無味乾燥な暮らし、人情などは見かけない寂しい社会になるかもしれないという考えにもそれとなくなります。
  • Lim, Chul
  • 入力 2017-05-30 00:00:00

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