A. | 軍に行きたくないがために奇怪な行動をし、人生が壊れた芸能人を見て「ぐっとこらえて2年だけ行ってこよう」と言う方がたくさんいます。 しかし醤油を一気飲みし、指を切り、医師を買収する人々はたった1日でも軍隊で耐えることができないと思うようです。ひょっとしたら「軍生活のガイドライン」を事前に接したからだったのかも知れません。 軍生活のガイドラインが何なのか気になりますか。複数のバージョンがあるのですが、いくつか紹介することにします。 ■(1) 先任:目を閉じろ。 新兵:(閉じる) 先任:真っ暗だろう。 新兵:はい、真っ暗です。 先任:それがお前の軍生活だ。 ■(2) 先任:(葉っぱをひと握り取ってきて)これ数えることができるか? 新兵:できます。 先任:(鬱蒼とした木を指しながら)あれは数えることができるか? 新兵:よく分かりません。 先任:それがお前の軍生活だ。 特技があれば、軍生活も少し楽だといいます。市民社会も軍隊も、人が住む所というのは同じなため、社会の中で学んだことが軍隊でも役に立つためでしょう。 果たしてそうでしょうか。 これは軍の人材活用法にまつわる物語です。 ある日、軍部屋の最古参であるキム兵長が兵卒たちを招集しました。 古参兵長:ここにピアノを専攻した奴はいるか? 新兵1:はい、私です。 古参兵長:そうか、お前はどの大学でピアノを専攻したのか? 新兵1:XX大に通っています。 古参兵長:そこも大学なのか? 他の奴はいないか? 少し名前の知れたところに通った奴はいないのか。 新兵2:私はジュリアードに少し通っていました。 古参兵長:そうか? じゃあお前は講堂のピアノをちょっと運んでくれ。 その日の夜、古参兵長が再び兵卒たちを招集しました。 古参兵長:剣道を学んだ奴いると? 誰だ。出て来い。 新兵3:私は学生時代、剣道を少し学びました。 古参兵長:そうか、何段だ? 新兵3:初段を取りました。 古参兵長:初段? もっと上手い奴はいないのか。 新兵4:私は3段です。 古参兵長:そうか、よかった。キッチンに行って少しネギを切ってくれ。 シェフはインスタントラーメンを作り、美術学生は練兵場でサッカーをするために線を引きます。建築学や土木を専攻した学生は、ややもすると真剣な工事に動員されて汗をだらだら流しながら地面を掘る可能性も高いです。芝生や雑草を切るのに造景学科出身が引き抜かれることもあります。 最後に、元山爆撃(頭と両足の3点で体を支える姿勢の号令)にまつわる話を紹介します。 皆さんご存知エジプトのスフィンクス。ピラミッドを守るように謹厳な表情で構えているスフィンクスを通りかかった韓国人観光客になぞなぞが投げかけられました。 「朝には4足、昼にはに2足、夜には3足、これは何でしょう?」 韓国人観光客は遅滞なく答えました。 「軍人」 スフィンクスは不正解だといって生け捕ろうとしましたが、一部始終を聞いたところ韓国人観光客を解放してくれたといいます。 スフィンクスを説得した一部始終とは何だったのでしょうか。 「軍人は朝の点呼時に体力鍛錬で腕立て伏せをするため朝は4足、昼には日課をこなすため2足、夜には元山爆撃の号令を受けるため3足」 いま韓国は梅雨シーズンですが、軍人たちは雨よりも雪を嫌います。除雪作業をしなければならないためでしょう。 山の頂上の前方にはなぜそんなに雪がたくさん降るのか、片付けても片付けても雪は積もり続けます。 それゆえこのようなジョークも生まれたそうです。 質問:「雪が降っている」を2文字減らすと? 回答:XX(韓国で最も一般的な悪口です) |