Q.韓国の男性芸能人が満30歳になるまで入隊を延期できる理由を教えて（上）
| A. | 満で30歳になる直前まで軍隊に行かない韓国の男性芸能人が多いですが、彼らが30歳まで軍隊に行かずにいられる理由が気になりますか。 率直に言って、芸能人の個人的な延期の理由を知るのは困難です。兵務庁に入営期日延期の申請を出して理由が認められて延期されたはずで、個人的なことなので本人はもちろん兵務庁も公開していません。 だから、ひたすら推測するだけです。 入営を延期することができる理由は結構たくさん存在します。書類だけ準備できれば手続きも簡単です。入営予定日の5日前までに兵務庁に提出すればよく、兵務庁は書類を審査した後に妥当だと認められる場合に通常2年の範囲内で延期してくれます。1つだけ条件があるとしたら、延期の回数は5回を超えることはできません。 病気や心身障害の場合には60日の期間内で、家族が危篤になったり死亡した場合には30日の期間内、天災が起きたときは60日の期間内で延期をしてくれます。 国外旅行の場合は少し複雑です。国外移住許可を受けた人は1年間延期し、延期した期間を超えて出国する場合には6カ月延長できます。ただし30歳を超えることはできません。 ほとんどの韓国人男性が入隊を延期する理由は学業です。まず、大学入学試験を受ける受験生は延期が可能です。21歳になる年の5月末まで延期できますが、修学能力試験（韓国のセンター試験のようなもの）の受付証などの書類があれば1年の延長を受けることができます。大勢いる浪人生たちを考慮した措置です。 大学院への進学予定者も入隊を延期できますが、大学（大学院）を卒業した翌年の5月まで入営が延期されます。後期の卒業者の場合には、衡平を合わせるために卒業の翌年9月まで延期することができます。 学校に通っている学生はもちろん延期が可能です。ただし年齢制限があります。4年制大学の学生は24歳、国内博士課程の在学生は28歳、海外留学生は29歳、そして体育分野の優秀者は27歳が制限年齢です。 大学生との衡平を合わせるために5人以上の事業場に就職した高卒以下の労働者も24歳まで入隊を延期することができます。ただし、青少年有害店舗や、不動産仲介業者、運輸業などの業種は残念ながら含まれていません。 次回は、資格試験などのそのほかの延期理由について説明します。 ※この記事は「韓国の男性芸能人が満30歳になるまで入隊を延期できる理由を教えて（下）」へ続きます。 |
- Lim, Chul
- 入力 2017-08-02 00:00:00
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