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審査委員のイ・スンチョルは「歌詞はないのか?」と面と向かって質問したほどです。 彼のオーディション映像がインターネットに乗って広がり、チャン・ムンボクは時ならず、ヒップ大統領(ヒップホップ+大統領)というニックネームを得ます。まあ、上手だからというよりは皮肉の意味が大きくはありました。その後、『スーパースターK2』のフル映像が公開されチャン・ムンボクは「悪魔の編集」の犠牲になったと同情論が起こり始めました。本放送では審査員が狂った子のように彼を扱いましたが、フル映像を見ると審査員も「ラップが速すぎて意味を到底聞き取れない」という合理的な論評を下していたのです。 その後、奇跡のような状況が起きました。『スーパースターK2』のトップ3の舞台のときにクレイジーボイス賞の候補として舞台に立ち、特に公演の後半にはOutsiderが登場して一緒にラップをしました。発音がつぶれてしまう問題は相変わらずではあったものの、数多くの人々の嘲笑にもかかわらず全く気後れしない様子で、多くの観衆の前で堂々と公演を繰り広げました。 その姿一つでチャン・ムンボクはスターの道に入りました。どうしてそんなに堂々としていられるのか、もしかしたらその力が彼があそこまで髪を伸ばすことのできた理由なのかもしれません。 今や40代の後半に入ったEVEのボーカルキム・セホンは「スーパー童顔」と呼ばれるほどの美貌の持ち主です。
正体不明のウイルス呼吸器感染症で20歳になる前に死亡したグループNRGのサブボーカルキム・ファンソンはヘアーバンドがよく似合う男性アイドル歌手部分で1位になったことがあります。加えて声も柔らかい美声でお姉さんファンがすごく多くいました。 台湾系の日本人俳優金城武に似ていて冗談で「香港から直輸入した」という言葉を聞き、換腸教の教主というコンセプトでファンたちと疎通していました 願いを聞くと、必ず「音楽放送で1位」と答えるほどNRGのメンバーの中で最も音楽番組1位への熱望が大きいメンバーでした。NRGが5枚目のアルバム『Hit Song』で1位を獲得した後、リーダーのイ・ソンジンは涙声で「天にいるファンソンにこの賞を捧げます」と所感を明らかにしました。 |