A. | 2003年10月のことです。 MBC水木ドラマ『僕は走る』を撮っていた女優チェ・ジョンアンが危ない瞬間を迎えました。 事故はバスに乗って去った男性主人公を掴まえるためにチェ・ジョンアンがタクシーに乗って追いかけ、急いでバスを防ぐ場面で起きました。 拍子が合わず、バスがタクシーの助手席にぶつけてしまったのです。幸いなことに怪我をした人はいませんでした。 助手席に乗っていたチェ・ジョンアンは事故を直感し、反対側にジャンプして傷一つなく無事でした。タクシー運転手も奇跡的に負傷を避けました。 ややもすると生命さえ危うかった事故でした。 このような事故は時折起こります。 昨年にはMBC史劇『オクニョ~運命の女~』を撮影していたとき、俳優が投げた陶器が割れずに飛んでいき、現場にいたスタッフの頭を強打しました。プラスチック製の陶器ではなく、土で作った磁器だったのですが、どうしてそれほど弾力がよかったのか、本当に予想外の事故でした。
1997年6月、北漢山仁寿峰でMBCドラマ『山』を撮影している中、身体を縛っていたロープが切れて30メートルの絶壁の下に転がり落ちました。ロープを切って自殺する場面を演じていた最中でしたが、現実になるところだったんです。 この事故でホン・リナは全身に激しい打撲を負い、演技活動がこれ以上不可能に見えるほどでした。しかし、リハビリに成功して10カ月後にMBC史劇『大王の道』で復帰しました。 しかし、事故前の美貌を失ってしまいました。事故が起きる前には「男性たちが結婚したい女性」1位に挙げられるほどでした。笑うたびにえくぼが明るく現れ、文字通り洗練された都市女だったのですが、事故で陥没した顔面の輪郭を整形しても美貌を維持することは困難でした。 ホン・リナと親しいチェ・シラも、だいぶ昔にドラマを撮っていて事故に遭いました。1993年のことだったのですが、金浦空港の前で乗用車に乗って市内に入る場面を撮影していたとき、後ろからついてくる乗用車が追突し、全治3週間の負傷を負いました。何のドラマだったのかって? MBCドラマ『ザ・パイロット』でした。 そういえば紹介したドラマがすべてMBCの作品ですね。 話が出たついでにMBCドラマを撮影中に起きた事故をもう一つ紹介しますね。 俳優イ・ジョンヒョクは2008年、華城済扶島でMBCドラマ『新・別巡検2』を撮影中、走っていた馬から落ちました。 走っていた馬が突然カメラに向かって突進したため、方向を急に変えようとして滑ってしまったといいます。事故直後、イ・ジョンヒョクは「たいしたことはない」とスタッフ陣を安心させたましたが、翌日から腰に痛みを感じて腰サポーターを着用して撮影現場に出ました。撮影スケジュールがあまりにもハードで、ただ馬に乗るシーンでは代役に依存し、しっかりと治療も受けられないまま撮影を終えたそうです。 |