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上に並べたグループを保有する芸能企画事務所TSエンターテイメントはすごい会社です。実際に芸能界でも有名な会社です。しかしその有名税には「貧しい会社」という不名誉も含まれています。 今年(2017年)3月はじめにあるメディアはTSエンターテイメントが数カ月間、職員に賃金を払っていなかったというニュースを報道しました。 報道内容によると、ある職員は入社した最初の月から賃金が支払われず、耐えることができずに今年1月に会社を辞めたそうです。生活苦に追い込まれたこの職員が労働庁に陳情書を出したことで事件が表面化したようです。職員たちは賃金をまともに支払ってもらえなかった他にも、業務で自分の金を使う場合さえも多かったと訴えていると、この報道は伝えています。 3月までには未払い賃金を絶対に支払うと会社側が明かしましたが、その後、これといった話が出ていないところを見れば約束が守られたようです。 考えてみれば、TSエンターテイメントの職員だけでなく、歌手たちも楽に過ごしている方ではありません。B.A.PとSecret、SONAMOOのファンたちは機会さえあれば地上波だろうとイベントだろうとどこにでも歌手たちを出演させて酷使していると不平を漏らします。 中でも会社代表キム・テソン(金泰松)の名前をとって付けられたガールズグループSONAMOOを酷使していると伝えられています。 2008年、TSエンターテイメントを設立したキム・テソン代表はハンパッ企画から3人組ダンスグループ「ソバンチャ(消防車)」のマネージャーとして芸能界に入りました。ソバンチャを企画したイ・ホヨンがテソン企画(現DSP)を立てて独立するや、テソン企画の最初のヒット商品である5人組混声グループZAMのマネージャーとして活動しました。その後ソバンチャのメインボーカルだったチョン・ウォングァンが設立したライムエンターテイメントで暫く企画の仕事をしてTSエンターテイメントを設立しました。
TSエンターテイメントはカン・ジウォンとキム・ギボムが組んだプロデュースチームを基盤として設立翌年となる2009年にガールズグループSecret、2012年にB.A.Pのローンチングを成功させ、LOENとCJなどが欲しがるような企画事務所となりました。 しかしTSエンターテイメントの成長街道は決して順調なものではありませんでした。Secretはデビュー当初ものすごい苦労をしました。現在は脱退しているメンバーのハン・ソナがKBSバラエティ番組に出演し、グループの名前を知らせて奮戦したお陰でそれなりに名目を維持することができました。宿所も半地下で、さらにカーテンを買う金もなくアルミホイルで代替したというほどですから。このためデビュー当初Secretは半地下ドル、生計型アイドルさらには生活保護ドルとも呼ばれました。 その後ミニアルバム1集タイトル曲『Magic』がヒットし注目を集め、2011年に入って全盛期を迎えました。 B.A.Pはデビューした2012年だけで5つものアルバムを出すほどの人気を集めましたが、TSエンターテイメントが心血を注いで2015年1月に打ち出したガールズグループSONAMOOはデビュー初期に頭角を見せることにすら成功することができませんでした。
2016年コンセプトを「清純」に変えてミュージカルジャンルを加味させながら上昇の勢いに乗りましたがRed Velvet、GFRIENDと『プロデュース101シーズン1』のメンバーが布陣しているガールズグループが大挙してカムバックする状況にて、上昇の勢いを続けることができるのかは疑問です。 ガールズグループとは違い、ボーイズグループはデビュー初めから存在感を見せているためでしょうか? 10月10日に10人組ボーイズグループTRCNGがデビュー舞台に立ちます。9月18日に公開された映像にてメンバーたちは「新しい時代に浮上する10代のチャンピオンになる(Teen Rising Champion in a New Generation)」という抱負を明らかにしました。
女優ハン・スヨンもTSエンターテイメントの仲間です。俳優としては彼女が唯一です。ハン・スヨンは2016年に放送されたKBS『雲が描いた月明かり』にて野望に満ちた中殿キム氏の悪徳な姿を演技し強い印象を残し、同年750万人の観客を動員した映画『密偵』にも出演しています。 ※この記事は2017年10月11日に書かれた記事です。 |