A. |
このような印象のためかチョン・ソミン(庭沼珉、本名キム・ユンジ、1989.3.16)は今まさにデビューしたばかりの新人のようにも見えます。
チョン・ソミンは2009年の『最悪の友人』という短編映画に出演した後、2010年にSBSドラマ『赤と黒(原題:悪い男)』でデビューしました。なぜデビュー作が短編映画ではないのかというと、この映画は、ナムグン・ソン監督の韓国芸術総合学校の卒業作品だからです。いわば商業映画として制作されたのではないということです。デビュー前にKBSのクイズ番組『挑戦ゴールデンベル』で祝賀公演をしたこともあり、ソウル牛乳とNII、新韓カード、同和薬品の活命水、SKテレコムのCMにも出演しました。2010年のデビューした年に日本の漫画を原作にしたドラマ『イタズラなKiss〜Playful Kiss』でヒロインも務めています。 とにかくデビューした後にはドラマと映画を行き来しながら大小の役を務め、2016年に放映されたKBSシットコム『心の声』にキャスティングされるまでは、名前を広く知らせる機会がありませんでした。 『心の声』でチョン・ソミンは清純で大ざっぱで、恋人いない歴=年齢の恋愛経験ゼロの女性チェ・エボン役を引き受けましたが、エボン役も最初はEXIDのハニーが務めると伝えられていたのですが、劇的に(?)ソミンが指名を受けました。
チョン・ソミンの演技人生はこの時から巡航を始めました。2017年3月に放映されたKBSドラマ『お父さんが変』で性格が良くて食べっぷりも良い次女役を引き受け、2017年10月9日から電波に乗り始めたtvNドラマ『この恋は初めてだから』ではカタツムリがうらやましいドラマ補助作家(ユン・ジホ役)で主演を演じました。 カタツムリがなぜうらやましのかというと、自宅から追い出されることがないからです。 高校時代、文科1位を逃したことがなかったジホは親に隠れて人文学部に進学します。最高名門のS大学に入学し、同期が大企業に就職したり、ロースクールに進学するとき、一人でドラマ補助作家という職業を選択します。生活が苦しくて恋愛すら諦めるN放世代の一員ではあるものの、明日家賃が上がっても今日一杯の高級ビールを楽しむYOLO族(人生は一度きりだからと今を楽しむ人々)でもある。 このドラマの前には父親と娘の体が変わるコメディ映画『パパは娘』でも主演を引き受けました。一歩遅れて演技人生が満開になったわけです。人気が上がりJTBC『知っている兄さん』、KBS『ハッピートゥゲザー』、tvN『人生酒場』などバラエティ番組に招待されることも頻繁になりました。 JTBCの『アブノーマル会談』に韓国代表として出演したこともあります。 見た目とは異なり、チョン・ソミンはすごい根性の持ち主と言われます。高校時代にダンスをしながら成績もつねに上位をキープし、韓国芸術総合学校演技科に首席で入学しました。芸術や体育をするからと勉強をおろそかにしているという話を聞きたくなかったのです。バラエティ番組に出演したチョン・ソミンの姿からもその根性を垣間見ることができます。 頭がとても小さく身長(163センチ)に比べてプロポーションが優れていると言われます。奥二重で目を閉じると一重まぶたになるのが彼女のチャームポイントです。2013年、俳優イ・ジョンソクと熱愛説が噂されたことがありましたが「化粧品の広告を一緒に撮っただけで親しい仲でもない」と否認しました。 余談ですが芸名で使っている「チョン(庭)」という名字は韓国にはない姓です。「澄んだ池を夢見る」という意味の芸名を作ったのでしょう。公式Facebookに書かれた芸名はチョン・ソミン(鄭素敏)になっています。 |