Q.韓国で映画化されたウェブ漫画:「インサイダーズ / 内部者たち」の原作「内部者たち」

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A.
映画『インサイダーズ / 内部者たち』は韓国でウェブ漫画を原作にした映画としては大きな成功を収めた作品です。

監督版まで合わせて900万人以上が映画を見ました。

暴力団と検察、マスコミが一緒に遊び、財閥と権力を持ったマスコミが取引をする現実を風刺した作品です。

風刺しているのでしょうか。

違います。

現実そのものです。

有力新聞の論説主幹イ・ガンヒの言葉は教育部政策企画官の口により直接再現されました。

「民衆は犬や豚として扱えばいい。犬や豚として食べて生きていけるようにさえすればいいということだ」

映画が終わった後に続編を制作を問う記者の質問にオ・ミンホ監督は「作れそうだ。現実が映画を超越したからだ」と答えました。

ウェブ漫画『内部者たち』の作家ユン・テホはこの作品以前にも政治権力の欲望を扱ったことがあります。

『内部者たち』は政治とマスコミの醜い関係を赤裸々に見せてくれます。

ウェブ漫画の中心人物は有力紙の論説委員イ・ガンヒです。かつては権力に対抗して監房を出入りした正義感あふるジャーナリストでした。より宣明になろうと努力しているのか、彼の文章は同じ立場のものには支持を、反対側には政治嫌悪を助長します。彼の動きによってマスコミが政治権力とどのように取引をするのか、警察と検察がどのような関係を形成するのかを描き出しています。ここに暴力団さえ加わります。

国会議員のキム・ソクウ、ソウル地検のパク・ホヒョン検事、鍾路署情報課のチェ・ドンヒ刑事が権力の裏面を見せてくれます。

暴力団トップのアン・サングは未来自動車の不正帳簿を手に入れて実益を得ようとするも右手首が切られ、右足のアキレス腱が切れて廃人同様の姿に転落します。韓国社会の上位1%を夢見ていたのにみすぼらしい姿になります。

ウェブ漫画はフリーランスの写真家イ・サンオプが彼らの不正を暴きますが、映画では警察出身のソウル地検検事ウ・ジャンフンが彼の代わりに動きます。映画公開を控えてユン・テホはプリクォール(prequel)ウェブ漫画でウ・ジャンフンを別途に描いたりもしました(プリクォール1部アン・サング、2部イ・ガンヒ、3部ウ・ジャンフン。作品順だけを見ると作家はアン・サングに愛着があるようだ)

ハンギョレを通じて連載されたウェブ漫画が政界の秘密の場所で行われる取引に焦点を当てていたとしたら、映画は個人間の対決に焦点を当てて強烈な犯罪ドラマに変貌しました。

ウェブ漫画は結末なしに73回を最後に連載を終えました。映画はウェブ漫画が果たせなかった結末を代わりに描いてくれたようなものです。

結末が気になりますか。

それはネタバレになるのでお話しできませんが、暴力団のアン・サングが財閥と政治権力、兄のように慕っていたイ・ガンヒに捨てられた後、ウ・ジャンフン検事と手を組んで素敵に復讐したという程度だけお話します。これもネタバレに含まれるのでしょうか。

映画は未成年者観覧禁止です。

醜い韓国社会の現実を見せたからではなく、半裸の女性が性接待をして、男性の下半身で爆弾酒(アルコール度数の高い酒とビールを混ぜた酒)を製造する場面が露骨に描写されたためです。

本当に偉い人がこんな風に遊ぶのか疑問ですか。

法務次官が江原道の原州で性接待を受ける動画が流出したこともありますから、あながち嘘ではありません。

参考までに付け加えると、ウ・ジャンフン検事の役を演じた俳優チョ・スンウ(曺承佑)は三度も辞退してから出演を決心したそうです。最初に断った理由は原作にないキャラクターである上に自分が童顔であるため似合わないと考えたそうです。しかしその後、イ・ビョンホン(李炳憲)とペク・ユンシク(白允植)が出演するという話を聞いて出演を決心したそうです。

この映画で37回青龍映画賞主演男優賞を受賞したイ・ビョンホンはかなり積極的に映画に介入しました。とても荒々しいアン・サングを人間的(?)なキャラクターに修正し、様々なシーンのアイデアも出しました。アン・サングのセリフの中にはイ・ビョンホンのアドリブも何シーンかあるそうです。
  • O2CNI_Lim, Chul
  • 入力 2018-01-03 00:00:00

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