A. | 1月22日から27日まで台湾の台北で開催されたISU(国際スケート連盟)四大陸フィギュアスケート選手権大会はキム・ハヌル(2002.4.11)のシニアデビュー舞台でした。 彼女としては、このような舞台に立つということ自体が幸運なことです。 キム・ハヌルもまだ自分が代表だということが実感できないようです。オリンピックのリハーサルを兼ねて出場した四大陸大会が終われば自然に代表としての責任感が生れることでしょう。 公式大会で世界的な選手と初めて競うキム・ハヌルは何よりも「キム・ハヌルという選手が存在するという事実を世界に知らせたい」と話しています。 キム・ハヌルのトレードマークは、「レイバックスピン」です。安定した演技と一緒にものすごい速度を誇る最高の武器です。ジャンプ力も日進月歩しました。国際大会でもトリプルトウループとトリプルループを接続する動作を成功させる姿を見せました。 しかし点数だけを見ると、まだ道のりは遠いようです。代表選抜第3戦でキム・ハヌルの記録はショートプログラム62.18点、フリースケート114.74点で合計176.92点。この程度の評価では自分の名前を知らせるという願いを達成するのは容易ではないでしょう。 低い身長をカバーするために動作を大きくします。 キム・ハヌルにはもう一つの負担があります。ネットユーザーをはじめとする世論が彼女に好意的ではないという事実です。パク・ソヨンが平昌に出るべきだという意見が支配的であるうえ、キム・ハヌルが実力に比べて高い点数を受けたという非難も消えていない状態です。このような非難を鎮めるためには、メダルを手にすることはできなくても氷で倒れるミスをせず、自分の技量以上の演技を見せなくてはいけないことでしょう。 |