Q.韓国の女優ウォン・ジナについて教えてください

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A.
写真の中の2人の女優は似ているでしょうか。韓国のポータルサイトNAVERのプロフィール写真なのですが、左がウォン・ジナで右はスエ(本名パク・スエ)です。ウォン・ジナは演技者としての地位を固める前、スエに似ているからと「リトル・スエ」として知られていました。

ウォン・ジナ(1991.3.29)は、スエ(1979.9.16)と12歳の差があります。スエが映画『あなたは遠いところに』で各種映画祭で主演女優賞を総なめにした女優なので似ているからと気分が悪くはならなかったことでしょう。しかし本当にそうでしょうか。もしかしたら影の人生で終わるのではないか、そんな心配をしたりはしなかったでしょうか。

ウォン・ジナはインタビューで「スエ先輩は清純の代名詞ですが、自分をリトル・スエと呼んでいただき感謝もしますし申し訳なくもあります」と自分だけのカラーを見つけることが難しいという考えを明らかにしました。

2015年、俳優としては少し遅い年齢である24歳に短編映画『キャッチボール』でデビューしました。子供の頃から演技者への夢はありましたが家庭の事情から学校を卒業して就職する方向へと人生の進路を決めました。

親は夢をあきらめて生きる娘が可哀そうだったようです。ある日「手遅れになる前にジナがやりたいことをやりなさい」という言葉を聞いて後悔しないようにと俳優の道に入ったそうです。

しかし、演技者の生活は過酷でした。多くのオーディションで落ち、与えられた役も様々な端役ばかりでした。彼女のフィルモグラフィーを見ると福祉施設のスタッフ、運動場の後輩、自転車の修道女など、名前も出てこない配役が並んでいます。

映画『鋼鉄の雨』で初めてまともな配役を引き受けました。北朝鮮で勃発したクーデターにより北朝鮮の第一権力者が南に避難してきながら発生した朝鮮半島の危機の状況を扱った映画『鋼鉄の雨』は彼女に初めて比重ある配役を与えてくれました。大ヒットとまではいきませんでしたが440万人以上の観客を動員したのですから、ウォン・ジナの姿もかなり多くの人々に知られました。

そうするうちにドラマのヒロインに電撃抜擢されます。JTBCの16部作ドラマ『ただ愛する仲』です。

ウォン・ジナをシンデレラにしてくれたこのドラマは、いつもその場にいる、激しい風が吹いてもその場を守り、日常を生きていく平凡な民草、草のような人々の話を描くドラマです。

ドラマでウォン・ジナが演じた模型製作者のハ・ムンスは夜明けから母親が運営するサウナのドアを開け、カウンターに座って客を受けつけ、合間を縫って注文を受けた模型を作るのが仕事です。ショッピングモール崩壊により子供を失い、衝撃により夫までが去り、毎日酒を飲みながら暮らす母親の世話をすることも彼女の仕事です。

彼女は悲しみを心の奥深くに秘めたまま懸命に働き、懸命に母親の世話をして、懸命に笑顔を見せます。ウォン・ジナはオーディションで120対1の競争率をくぐってハ・ムンス役に抜擢されました。

ドラマが進みながら、ウォン・ジナは彼女に対する懸念を払拭しました。端役と助演を行き来しながら磨かれた演技の実力を披露したのです。表情や話し方から微 に表れるハ・ムンスの悲しみを表現し、視聴者の涙腺を刺激しました。

ドラマ『ただ愛する仲』は平均視聴率が2%余りと高くありませんが、ウォン・ジナは新しく発見された宝石となりました。

ウォン・ジナはすぐに公開される映画『金』に出演しています。リュ・ジュンヨル、ユ・ジテなどが主演を務めたこの映画は、お金持ちになることを念願する株式ブローカーが汝矣島の最高作戦設計者に会った後、お金の誘惑に巻き込まれて起きる事件を描きます。清純コンセプトのウォン・ジナが殺伐としたお金の世界でどんな姿を見せるのか気になるところです。
  • Lim, Chul
  • 入力 2018-02-19 00:00:00

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