Q.韓国の女優チャン・ナラについて教えてください（下）
| A. | ※この記事は「韓国の女優チャン・ナラについて教えてください（上）」の続きです。 天后。 チャン・ナラの中国での活動は、この一言に要約することができるでしょう。彼女が出演したドラマはほとんどが視聴率1位を記録し、アルバムは出すだけでたくさん売れます。イメージもいいですよね。中国の田舎のおばあさんもチャン・ナラを見たら誰か分かるほどです。 2008年の北京オリンピックを控えて中国メディアが実施した世論調査では、中国の芸能人を抜いて「中国を代表する美人10人」で1位になったほどで、彼女の人気が相当だったことを推し量ることができます。北京五輪の主題歌『北京欢迎你』もSUPER JUNIORの中国人メンバーだったハンギョン（韓庚）と一緒に参加しました。中国の有名な人が世界を招待するという内容なのですが、チャン・ナラが大陸のメンバーとして受け入れられたことを意味するものでしょう。 かつて、中国で旋風を巻き起こしたキム・スヒョンとチャン・ナラが比較されたりもしましたが、キム・スヒョンはインターネットで韓流に接する若い層が好む俳優で、チャン・ナラは田舎のおばあさんも知っている俳優兼歌手なので、まあ比較することが難しいものです。 話がちょっと脇道にずれましたが、チャン・ナラの寄付活動はデビュー直後から始まっています。デビュー後2年にして寄付した金額が6億ウォンを超えています。彼女のファンクラブ会員はチャン・ナラの寄付情報を集めて帳簿を作る遊びをするのですが、そのファンによって作成されたリストの寄付額を合わせると2009年基準で130億ウォンに達します。 チャン・ナラのファンクラブ「ナヨンクル（ナラ映像クラブ）」は、ミュージックビデオを共有するために作られたグループですが、いつの間にかボランティア団体に変わりました。ナヨンクルのメンバーは定期的に会ってボランティア活動をするのですが、このクラブの原則の一つは現場にチャン・ナラが絶対に来ないようにすることだそうです。彼女が現場に来るとチャン・ナラに集中してしまって、奉仕活動が後回しになってしまうからという考えからです。 ファンまでこのような考えを持っているのでチャン・ナラの善行は注目を集めます。おそらくこのような良いイメージも中国での人気に一役買ったことでしょう。 ***中国の放送チャンネルは数千個に達し、視聴率が1％だけ超えてもヒットした方に属する。当時2位の視聴率が4％。 以後、2年間になんと中国の主要都市で400以上の放送局が順次放映し、高い人気を続けます。『刁蠻公主』の旋風的な人気によりチャン・ナラはすぐに5本の指に入るビッグスターとしてのおもてなしを受けます。 歌手としても大変な活躍を繰り広げ、2003年今年の韓国歌手賞、2005年大陸最高人気歌手賞、アジア最高女性歌手賞を受賞しました。2002年に韓国で起きたチャン・ナラシンドロームが大陸で再現された言っても過言ではないほどでした。 以降、吉林省で初放送されたトレンディドラマの『纯白之恋』（2007年）、ウブな田舎娘が男に捨てられてシングルマザーになった後の話を描いた『鐵面歌女』（2010年）、男装女性が御医となるストーリーの『皇家娇医』（2010年）、日本軍将校の娘が中国独立闘士と悲劇的な恋愛をする『競馬場』（2011年）で衰えない人気を謳歌しました。 『皇家娇医』の撮影を控えて江蘇省の蘇州で中国の囲碁棋士の孔傑9段と五目並べ対決を繰り広げました。孔傑はチャン・ナラを勝たせてあげるために汗を流しましたが、最終的には失敗してしまったそうです。 韓国ではなかなか運がなかった映画も、中国では花を咲かせました。2009年に公開された映画『空と海』で彼女は中国金鶏百花映画祭主演女優賞を受けました。この映画は、6歳の知能を持つバイオリンの天才でサヴァン症候群のハヌル（チャン・ナラ扮）、親に捨てられたパダ（ジュニ）、ピザ配達の友人（ユ・アイン）の間で結ばれる友情を描いた作品です。 |
- O2CNI Lim, Chul
- 入力 2018-02-28 00:00:00
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