Q.ソソカルビ(立ち食いカルビ)では本当に立ってカルビを食べるのですか?

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A. ソソカルビと言うと明洞(ミョンドン)の古びた店で立ってクッス(素麺)を食べたことを思い出します。

最近は店が結構広くなって食卓もいくつかありますが、筆者が時々行った時に見ると、とても小さい店なので壁を見て座って食べる長テーブルも入らないくらいでした。お腹がすいたり用があって出かけた時、間暇を塗って行った際には、立って食べたりもしました。

安い価格に比べて味があまりにも優れていたため、ネクタイを締めた会社員も頻繁に訪れるクッス店です。

  • ソソカルビ店の店内。映画『浮気な家族』でムン・ソリとポン・テギュがここでカルビを食べるシーンを撮りました。



ハルモニクッス(おばあさんの素麺)店の常連客が貧しい会社員や明洞で雑用をする人々だったとすれば、ソソカルビは近くの工事現場作業員とバスの運転手を相手に始めた事業のようなものです。

路線バスを運行するバスの運転手は交通渋滞が激しい出退勤時間には、精神的肉体的疲労が計り知れません。(最近はバスレーンができて少しよくなったでしょう)。肉を食べて体力を補充をしたくても、運行間隔を守らなければならないため、食事時間が通常の会社員のように余裕があるわけではありません。

ささっと食べて行かなければならない運命なので、値段が安くて素早く食べられるならば?そしておいしく。このような欲求を満たしてくれる所がソソカルビだったのでしょう。

だからソソカルビの「ソソ(立って)」は、カルビの料理方法ではなく食べ方です。

思い出してみれば1950~60年代、ドラム缶を利用した居酒屋もかなり多かったのです。米軍が捨てたドラム缶は食卓代用として丁度よかったのでしょう。ソソカルビ店もそのような店の中の一つと考えればいいです。本来あった椅子が古くてなくなったため、椅子なしで営業をすることになりましたが、常連客だったお客さんが「ソソカルビ」という名前を付けたそうです。

明洞のクッス店にテーブルが並んでるように、ソソカルビ店も同じ風景を演出したりはしません。延南(ヨンナム)ソ食堂のチェーン店もあるそうですが、ただ味や形だけ真似た偽物の方が多いです。名前はソソカルビなのに、食卓に座ってカルビを食べる店がほとんどです。

確実ではありませんが、言葉どおり立って食べるソソカルビ店は上の写真の店一つだけという主張もあるほどです。本当にみすぼらしいですね。伝統と歴史を誇る所なので常連客も多く、中国や日本観光客も噂を聞いて訪ねてくるそうです。(お客さんの半分ほどが日本および中国観光客だとも言います)準備したカルビがなくなると夕方の早い時間に店を閉めたりもするので、一度、行ってみたい方は急いだ方がいいですよ。

この店の特徴はカルビだけ売っているという点です。ただし本物のカルビではなく国産牛の肋骨にオーストラリア産牛のハラミを付けたものです。メニューに、この内容を明記してありますね。カルビと一緒に、ご飯を食べたければ近所のスーパーでレトルトご飯とキムチを買って入らなければなりません。(家からご飯を持ってきてもいいですね)

本当にカルビ以外は何も出てきませんかって?そうです。あ!唐辛子とコチュジャン(唐辛子味噌)、ニンニク、そして特製ソースは出てきます。焼き肉店でよく見るサンチュ(焼き肉レタス)、水キムチは、まったく見当たらないということです。

特製ソースにニンニクを入れてニンニクが煮えたくらいに肉も丁度よく焼けるので、その時ソースをつけて食べればいいです。

  • ソソカルビ店のおかげで繁盛している近隣スーパー



ところで延南(ヨンナム)ソソカルビは、一体どこにあるのでしょう。

地図を添付しますね。(地図にAと表示された所)、正式名称は延南ソ食堂なのでソソカルビ店がないと言って戸惑わないでください。

参考までに言っておきます。大学街ですが、ソソカルビ店の周辺はすべてラブホテルです。

  • Lim, Chul
  • 入力 2018-12-07 00:00:00

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