Q.ソルビン(氷雪)もかき氷でしょうか?

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A. ソルビン(氷雪)もかき氷でしょうか?

かき氷。韓国で氷水の歴史は、朝鮮時代まで遡ります。氷を保管した倉庫だけを見た場合、そのはるか前の新羅にも石氷庫(ソッピンゴ)があったりしました。

冷蔵技術が発達する前、氷はとても貴重なものだったのでしょう。朝鮮時代には夏の極暑の期間になると西氷庫の倉庫を開いて、その大事な氷を官吏に分けてあげました。氷をもらった官吏はこれを小さく潰してフルーツポンチを作って食べたそうです。

韓国初のかき氷ですね。かき氷に関する最も古い記録が紀元前3000年まで遡るので、韓半島のかき氷の歴史はかなり遅れていると言えます。当時、すでに中国で氷を小さく潰した後、蜜や果汁を混ぜて食べたという記録があります。西洋では、紀元前300年頃マケドニア王国のアレクサンダー大王がペルシャ帝国を占領する時、強行軍を実施した兵士たちが暑さで疲れた際に、高い山に積もった雪を器に入れて蜜と果汁を混ぜて食べたという説があります。

かき氷を作る方法はとても簡単です。

氷を小さく潰した後、その上に餡子、餅、果物、クルミ、松の実、シロップ、お菓子、牛乳、ミスッカル(はったい粉や米粉を混ぜた粉)、アイスクリーム、生クリームなどを乗せればいいです。好みによって全部入れてもいいですし、面倒ならば簡単に餡子だけ乗せても充分です。

家で作る時はミキサー器で充分ですが、パン屋やカフェで食べるかき氷のように氷をきれいに削ることはできません。口に入れるやいなや溶ける感じではなく、シャリシャリと噛む場合が多いです。噛む食感が好きならば ミキサー器でも充分でしょう。ただし作ってすぐに、その場で食べなければならないという点を忘れてはいけません。せっかく作っておいたのに、突然お客さんが尋ねてきて冷蔵庫に保管してしまうと、せっかく削った氷が重なって固まりかき氷ではなくて、小豆氷に変わってしまいます。

  • 豪華なホテルのかき氷。 価格もものすごいです



かき氷を作る時、氷だけを使う必要はありません。筆者も時々コーヒーを作った後、冷凍室に凍らせて食べることがありますが、この文を書きながら私がコーヒーかき氷を作ったのか、という気がしました。

カフェでも牛乳かき氷、緑茶かき氷、果物かき氷など変形された色々な商品があります。果物かき氷は餡子の代わりに果物が乗せられているので、よくある韓国のかき氷、パッピンスと同じですね。牛乳かき氷は牛乳を凍らせて作ったかき氷で、凍らせた牛乳は簡単に潰れるので氷を削る機械がなくても簡単に作ることができます。

最近、人気になっているかき氷が正に牛乳の雪の花かき氷(ウユヌンコッピンス )です。

  • きな粉餅ソルビン

牛乳を凍らせてかき氷を作って食べる秘法はソルビンが出店する前に、すでにテレビで紹介されたことがあります。2012年7月KBSバラエティ番組、『ハッピートゥゲザー』の夜間売店コーナーでギャグウーマンのシン・ボラが凍らせた牛乳をフレーク状態にして、アイスクリームのビビビッ(小豆アイス)を乗せた別名「ビかき氷」を作りました。牛乳を凍らせるタイミングを合わせればパッピンスを作ることもできます。(イチゴ牛乳にパッピンスの材料を入れて作ったパッピンスが給食で出た事例もあるというので、実験してみてください)

次の年の2013年、牛乳の雪の花かき氷でかき氷市場の注目を浴びた「ソルビン」は本来、釜山(プサン)、南浦洞(ナムポドン)の餅カフェから出発しました。ソルビンの設立者、チャン・ソンヒは日本で製菓製パンの勉強をした後、釜山に餅カフェ「シル」をオープンしました。若者が好きそうなチョコレートやチーズなどを材料に餅を作りましたが、草創期には一日の売り上げが10万ウォンに満たないほど売れ行きが伸びなかったそうです。

サイドメニューでかき氷を売りましたが、苦心の末に開発した「きな粉餅ソルビン」がヒットしたのです。きな粉餅ソルビンは、見た目はパッピンスとほぼ同じです。しかし、中身は違います。水の代わりに牛乳を凍らせたことがひとまず違い、小豆の代わりにきな粉ときな粉餅が乗せられているという違いがあります。香ばしくて甘くて、餅まで食べられるのでお腹もいっぱいになります。

ソルビンがかき氷市場を風靡したため、2014年の夏、牛乳の雪の花かき氷を標榜したフランチャイズが雨後の筍のように登場しました。しかし先頭格であるソルビンを除いた残りの企業は、その年の冬を持ちこたえることができず、少しずつ消え去り加盟店主の膨らんだ夢は老後資金と共に宙に浮いてしまいました。

ソルビンは代表メニューである「きな粉餅ソルビン」以外にイチゴを乗せた「生いちごソルビン」など様々な メニューを開発して苛酷な冬を耐え抜きました。

開発された様々なフュージョンかき氷は酷寒期に人気を失ったかき氷に活路を開きました。飽和状態のかき氷市場でソルビンを引き立たせたのは何といっても冬を克服したという点でしょう。

フランチャイズとして韓国で大成功を収めた後、2016年6月東京、原宿にソルビン日本1号店がオープンしました。オープン当時、待っている人がとても多くて炎天下の中5~6時間を待ったそうですが、ある日本人がこの光景を見て「羽田から飛行機に乗ってソウルへ行って食べた方が早いだろう」という文章をツイッターに載せたそうです。

ソルビンが流行に乗った後、かき氷=パッピンスという公式がなくなったような気がします。かき氷店ごとに様々なレパートリーが出てきています。もちろん韓国でも地域によってパッピンスの威力があまりなかった所もあります。

済州島(チェジュド)でパッピンスを注文すれば、基本的にとうもろこしが入ったかき氷が出てきます。とうもろこしでなくてもコーンフレーク、餅、アイスクリーム、グミ、フルーツカクテル、果物など。基本的にかき氷の上に乗せられている食べ物がとても多いです。ここに牛乳まで添えて出てきます。好みに合わせてかき氷に適当に注ぎながら味わいます。済州島の島の人々は他の地方に行けば、貧弱なトッピング以外に牛乳も出してくれないので、少し不満を感じるそうです。

Tip1:南極基地では外に出て積まれている雪に、トッピングを注いで食べるそうです。即席かき氷が可能なのは、南極が清浄地域だからです。微細ホコリをいっぱい食べたくない限りソウルに来て雪が降った際に、「一緒にかき氷を食べよう」という人はいません。

Tip2:国の招請を受けて基礎軍事訓練を終えた兵士たちが最も喜ぶおやつのかき氷。訓練を終えた後、最初の外出はまずかき氷から食べようとする兵士が多いそうです。
  • Lim, Chul
  • 入力 2018-12-10 00:00:00

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