A. | キムチチゲの話をした時に日本のキムチ鍋について少し話をしました。 しかし、韓国人からすれば、日本のキムチ鍋はチゲよりはチョンゴルのように見えるそうです。 下の写真は、Naver知識百科に出てきたキムチチョンゴルの写真です。先日、紹介したキムチチゲと区別できますか。 * 具は多くて汁は少ないスープ。コムタン(牛の内臓煮込みスープ)をコムクッとも言います。 しかし言葉がそうというだけで、日常でチゲとチョンゴルを区別するのは曖昧な時が多いのです。特にヘムルタン(ピリ辛海鮮鍋 )とヘムルチョンゴル、プルコギとプルコギチョンゴルは区別するのが難しいです。KBSバラエティ番組の『スポンジ』でこのテーマを扱った時も「具を煮込まない状態で出てきた場合はチョンゴル、煮込んで出てくればチゲ」と紹介して終わりました。 和食の鍋料理は韓国でも簡単に区別できます。薄く切った牛肉とあらゆる野菜をその場で出し汁にしゃぶしゃぶして食べるしゃぶしゃぶが代表的です。これと比べると、韓国のチョンゴルはすべてチゲのように見えるかもしれません。韓国人が最も好んで食べるチョンゴルの中の一つであるコプチャンチョンゴル(韓国式もつ鍋)を例として挙げてみます。
韓国全域のコプチャンチョンゴル店を回っても出し汁にコプチャン(牛の小腸)をしゃぶしゃぶして食べる店はありません。沸騰した出し汁の中に生で出てきたコプチャンと野菜を入れて食べる方法はチョンゴルですが、食べる時にはコプチャンチゲに変化したようにも見えます。 ソウルでかなり有名なコプチャンチョンゴル店に行ってきた感想を読んでみると、このように記されていました。 「汁がしつこくない味だったので、おいしく食べました。そして中にコプチャンがたっぷり入っていて、チョンゴルの特性上煮込めば煮込むほど、一層おいしくなりました…」 コプチャンチョンゴルに対する感想というよりはコプチャンチゲを褒めているようです。 韓国のチョンゴル料理であるマンドゥチョンゴル( 餃子の寄せ鍋)、ポソッチョンゴル (キノコの寄せ鍋)、ヘムルチョンゴル(海鮮の寄せ鍋)、トゥブチョンゴル(豆腐の寄せ鍋)、ナクチチョンゴル(タコのよせ鍋)などは、チゲ料理だと思って食べる方がいいでしょう。インターネットでナクチチゲを検索するとナクチチョンゴルに関する資料ばかりたくさん出てきます。代表的なチョンゴル料理の中の一つと見なされるプデチゲ(部隊鍋)は最初から名前もチゲです。 |