Q.コソハンマッ(香ばしい味)はどんな味ですか?(下)

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A. Gmarketショッピングサイトでコソハン(香ばしい)食べ物を売っているページを見てみました。どんな食べ物が「コソハダ(香ばしい)」と宣伝されているのか確認するためにです。

ゴマ油、とんがりコーン、マッスルシェイク、おせんべい、海苔、豆乳、アーモンド、豆腐、炒り麦、エゴマ粉、ゴマ塩、ワラビ、ツナ缶、てんぷら粉、雪の宿。

ついでにコソハン食べ物を扱ったNaverのイメージも検索してみました。

コプチャン(牛の小腸)、エゴマの葉のチヂミ、タッペッスッ(鶏の水炊き)、ビビンバ、卵マヨ サンドイッチ、エゴマすいとん、エゴマ入りおぼろ豆腐、コングクス(豆乳そうめん)、里芋スープ、ジャガイモのチヂミ、骨付きカルビ、さつまいもチップ、白菜のチジミ、ピンデトク(緑豆のお焼き)、コノシロ、卵パン、牛のテチャン(大腸)、刺身屋で食べるビビン麺、そしてイワシののり巻き、スンデ (豚の腸詰)、きなこ餅トースト。

とても多くて一つずつ説明するのは難しいです。

これらの食べ物にコソハンマッの正体が隠されているでしょう。これらの食べ物の共通点がコソハンマッだからです。共通点を発見しましたか?

分からないですって?

甘いですが砂糖のように甘すぎるのではなくて、少しだけ甘味を感じるという共通点を持っています。ドラマで韓流の旋風を巻き起こしたMBCの時代劇『宮廷女官チャングムの誓い』にも砂糖の代わりに他の材料で、甘味を出すシーンが出てきます。

下の写真は宮中で料理を担当する水剌間(スラッカン)の総責任者になったチョン尚宮の就任を祝う会食の席です。

チョン尚宮はそばに座ったクミョンにヤンニョム(調味料)にどんな材料が入っているのか話してみなさいと言います。クミョンは「…そして砂糖でございます」と自信ありげに材料について話します。チョン尚宮が会食の席に集まった人々に「みんなもそう思うか?」と尋ねるとすぐにチャングムが「熟柿」と言います。肉を噛んだ時に熟柿の味がしたそうです。

  • 出典- Naver辞典

チョン尚宮は熟柿が風邪にいいため、砂糖の代わりに熟柿を入れたがあの子がそれを当てたとして褒めます。

砂糖の代わりに他の材料で甘味を出せるならば、コソハン食べ物に間違いありません。

普段、憎らしいことをする人が痛い目に遭った時に使う「コソハダ」という言葉にも食べ物の味と同じ意味が含まれています。私が一流大学に合格したり宝くじに当選した時ほど、うれしくはありませんが、それでも気分がよくなる感覚です。

ゴマ油、きな粉、松茸、栗などが材料で使われたとすれば確実にコソハンマッが出ます。
このような材料に入っている脂肪(脂)と蛋白質の絶妙な調和が作り出す味がコソハンマッです。

だから料理の専門家たちはコソハンマッは人体が味覚で感じる味ではなくて、料理学的な概念で見たりもします。そのような意味で考えるならば、西洋人が特別に濃いマヨネーズを食べたり、チーズで香ばしい風味を感じる時に使う「creamy*」という表現が韓国のコソハンマッに似ていると言えます。

* クリームが入っていない食べ物でもやわらかくて少し甘味を感じる時に使う表現。

コソハンマッの正体をだいたい理解できましたか?それでは、クスハンマッを説明する番ですね。
クスハンマッは「故郷の味」から察することができます。
待ってください、故郷の味ってなんですか?

幼い子供たちと一緒に故郷を訪ねたと想像してみてください。子供たちはどんな気分でしょうか?ある子は家でゲームをしたかったのになぜ連れてきたのかと不満を言うだろうし、また他の子は都市とは違った環境が珍しくて目をきょろきょろと見回すでしょう。

故郷の地を踏んだ瞬間、幼い頃に友達と魚を釣った川辺を思い出したり、隣の家の少女が好きで塀に隠れてこっそりとのぞき見した思い出が浮かんだあなたは感無量でしょう。 何か分かりませんが、言葉では説明しにくい胸の奥に積み重なった感情が交わった感覚が故郷の味です。甘い思い出や苦い思い出、吐き気が出るような思い出、うれしくて飛び跳ねたくなる思い出ではなくて、故郷の丘にしばらく立ち止まって風に身を任せるような感覚です。その味がクスハンマッです。

クスハンマッは安らかな味です。甘すぎずも、酸っぱすぎずも、しょっぱくもなく、喉をすっと通っていく味、韓国料理ではおこげとスンニュン(おこげ湯)がクスハンマッを代弁します。おこげに水を注いで沸騰させて残ったものがスンニュンなので、同じ食べ物と言えるでしょう。(おこげは窯の底に焦げ付いたご飯)

  • 出典- Naver辞典



電気炊飯器が普及する前には、家ごとにおこげがありふれていました。子供たちのおやつがあまりなかった時代、おこげに砂糖を少し振りかけてあげればおいしく食べたりしました。町にポン菓子屋さんが来れば、おこげを持っていって揚げたりもしました。米で作るよりは何倍もコソハンマッが出ます。
おこげがクスハンマッの代名詞と言っていたのに、なぜ今更コソハンマッと言うのか知りたいですか?甘味がそれほど強くなったという意味です。

おせんべいもコソハンマッとクスハンマッを両方出すことができます。甘味がより強ければコソハンマッ、何の味なのか、味がしないようですが食べる度にもっと食べたくなるならばクスハンマッです。だからクスハンマッは年を取ってこそ、まともに感じることができる味です。まるで故郷の味のように、年の功がにじみ出た味がクスハンマッです。
  • Lim, Chul
  • 入力 2019-01-11 00:00:00

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