Q.サセンペンのせいで起きた代表的な事件や事故があれば教えてください。(5)- サセンタクシー

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A. 去年12月9日、台湾の桃園国際野球場で単独コンサートを終えて宿舎に向かっていた防弾少年団の車両が交通事故に遭いました。

台湾のニュースサイト、ETtodayは「防弾少年団が9日公演直後、交通事故に遭った。ファンたちが追撃していた車によって事故が起きたと見られる」と報道しました。幸いメンバーは別の車に乗り換えて無事、ホテルに移動したというニュースも伝えました。

ニュースが知らされた後しばらくの間、各種のコミュニティがサセンタクシーのことで沸き立ちました。
「サセンタクシーに囲まれた状態で走って事故が起きたそうだ」
「いや、サセンタクシーじゃなくて、一般のタクシーだった」
「三重追突事故らしいぞ」

その後、防弾少年団が乗っていたバンと見える車両のドライブレコーダーの映像がインターネットに拡散して、黄色い車にサセンペンが乗っていたという推測も出回りました。

そして、所属事務所が「防弾少年団メンバーが乗っていた車両同士の軽い接触事故であり、今後の日程には全く支障がない」と説明したので事態は一時的なハプニングということで終わりました。

ファンたちがこのように驚愕したのには、理由があります。サセンタクシーとの追撃戦がどれくらい恐ろしい恐怖を作り出すのか知っているからです。

かなり昔のことですが東方神起が臨津閣(イムジンガク)で特別公演を終えて宿舎へ向かっている途中、メンバーが乗ったバンとこの車両を追っていた10台余りのサセンタクシー同士の恐ろしい追撃戦が繰り広げられました。臨津閣がある京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)からソウルの江南(カンナム)まで早くても1時間30分かかる距離を40分で走破したのです。この追撃戦を追いかけた放送局の車両は遅れをとってしまいました。時速160~170キロメートルで走ったので、命懸け同様です。

サセンタクシーというのはサセンペンの足になって芸能人の私生活を追うタクシーですが、ここまでくると死生(サセン)タクシー、命を差し出して走るタクシーに違いありません。

このような事情を知っているため、防弾少年団がサセンタクシーと接触事故に遭ったというニュースを聞いて驚いたようです。時速100キロメートルを超える速度で走って衝突したとすれば~。想像しただけで背筋がぞっとします。

サセンタクシーは普通、サセンペンの依頼を受けて営業をしますが、サセンペンの執着を金儲けとする運転手もいます。そのようなサセンタクシーは芸能人の日程を調査して、所属事務所や宿舎に陣を敷いてサセンペンに連絡する顧客管理(?)までします。あきれてしまうのは、嘘で芸能人を見つけたと言ってサセンペンを乗せた後、一日中さ迷って料金を請求することもあるそうです。

JYJのヨンウン・ジェジュンが怒ってTwitterに文を載せたのも理解できます。ヨンウン・ジェジュンが2010年12月にツイートした文の中でサセンタクシーと関連した内容はこちらです。

「国内のサセンペンを含めて若い外国のファンたちに一時間当たり大金を受け取って仕事をするサセンタクシーがもっと悪い気がする。ストーキング、犯罪、プライバシー侵害を問題視せずに、どうせ滅茶苦茶になった人生だから関係ないという専門サテク(サセンタクシーを短くした言葉)。サセンペンがいなかったとしても「お金」のために僕たちがいないのに、見つけたと言って、誰も乗っていないタクシーで芸能人だけを探し回りファンたちに連絡するサセンタクシーが、より社会の中で悪質な存在だと思う」
幸いソウルでサセンタクシーは、わざわざ探さなければならないほどに減りました。韓国のサセンペンの利用が減り、サセンタクシーの主な顧客も何も知らない外国のファンに変わった状態です。

ヨンウン・ジェジュンに続きSUPER JUNIORのキム・ヒチョル、俳優チャン・グンソクなど多くの芸能人のサセンタクシーに対する批判発言にファンたちもサセンタクシーの利用をためらうようになったようです。

サセンペンに対する批判発言を慎む芸能人もサセンタクシーに拒否感を示す理由は自分のファンを金儲けの手段として利用するだけでなく、サセンタクシーと追撃戦が始まれば命が危険にさらされるからです。

キム・ヒチョルはSNSを退会して「毎回、命懸けで逃げるように運転するのは怖い。失望したとしても、贅沢だと言われても、僕の命は一つしかない」としてサセンタクシーに警告のメッセージを残しました。

「タクシーの運転手さん、何も知らない外国のファンに笑顔で金を巻き上げないでください。笑顔で彼らの金を騙し取るのはヤクザのすることです。この文を最後に、このような被害者が、もう現れないことを願います」
  • Lim, Chul
  • 入力 2019-01-28 00:00:00

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