Q.カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督について教えてください。

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A.
「The Criterion Collection」に載ったポン・ジュノ監督*です。 ポン・ジュノは、コレクションTop 10で1位に1950~60年代ヌーベルバーグ(Nouvelle Vague)を代表するフランソワ・トリュフォー(Francois Truffaut)の『大人は判ってくれない』(原題:400度の殴打、The 400 Blows)を選びました。

* 写真だけ見て誰なのか合てろと言うならば、『忘れられた季節』で有名な歌手、イ・ヨン(李湧)と言う人が多いでしょう。実際に似ているとよく言われます。

1959年に作られたこの映画は、反世紀もはるかに過ぎた2016年に韓国で正式に公開されました。継父のタイプライターを盗んで売った金で映画クラブを組織したというトリュフォーの自伝的な性格が強いです。

渾身の力を込めて映画を作るという情熱は同じですが、育った環境は全然違います。文学と芸術の香りが充満する家の二男二女のうち末っ子として生まれました。母方のおじいさんが1930年代モダニズム文学の代表作家である丘甫(クボ)パク・テウォン(朴泰遠)です。パク・テウォンの作品『小説家クボ氏の一日』と『川辺風景』は韓国のリアリズム文学の傑作として評価されています。

父親のポン・サンギュンさんは、グラフィックデザイナーであり教授でした。お兄さんはソウル大学の教授で、一番目のお姉さんはファッションデザイナー、そして奥さんはシナリオ作家のチョン・ソニョンです。

延世(ヨンセ)大学の社会学科を卒業したポン・ジュノ監督は、ほぼすべての作品の脚本を自ら書きます。CGにも一見識を持ってますが、母方のおじいさんと父親の影響も少しはあったのでしょう。

彼の代表的な作品『殺人の追憶』(2003)と『グエムル-漢江の怪物-』(2006)、『母なる証明』(2009)、『雪国列車』(2013)、『オクジャ/okja』(2017)**、そして今回パルムドールを受賞した『PARASITE』(原題:寄生虫)まで自分で脚本を書きました。

** ニューヨークタイムズで今年最高の映画TOP10に上がった作品です。

1993年から自分で書いた脚本で短編映画の演出を引き受けましたが、1996年には『ビールが恋人よりいい7つの理由』は、演出を引き受けず脚本にだけ参加しました。韓国の映画界では本当に幸いなことです。

どういう意味ですかって?
「ビールは、私が他のビールを飲んでも嫉妬しない、常にビールは私が最初にオープンする。ビールは友達と一緒に飲むほどおいしい。ビールはどこでも迷うことなく、開けて飲むことができる。ビールは表面だけ見ても内容物が分かる。ビールは一生飲む義務がない」という7つのエピソードをオムニバスで構成したこの映画はヒットしなかっただけでなく、メガホンを取ったカン・ウソクなど7人の監督はしばらくの間、作品の演出もできませんでした。多分最近の雰囲気では上映することを夢見ることもできなかったのでしょう。

みじめな敗北を味わった映画の演出を引き受けたとすれば2009年以後、一年も欠かさず全国の大学生が選んだ一番好きな映画監督1位のポン・ジュノはいなかったかもしれないというとても危険な想像もしてしまいます。

ポン・ジュノ監督は、天才的な監督として有名ですが、さらに模範的な社会活動と性格、美談で尊敬されています。映画監督にしては珍しく広告***もたくさん撮ったという事実から彼のイメージとスター性を確認できます。


*** 2010年女優のコ・ヒョンジョンと共に2010年式NEW SM5のCMのモデルに抜擢されました。 コ・ヒョンジョンはMBCドラマ『善徳女王』で株価が急上昇した時期でした。

ポン・ジュノ監督は大衆と評論家全員から絶賛される監督です。評論家と大衆の視線はあまり一致しない点を考慮するならば、異例的です。天才だからでしょうか?実際にポン・ジュノ監督は天才だとよく言われます。

-緻密な天才、卓越した話し手。(JTBCソン・ソクヒ代表)
-私が一番羨む監督であり一番変化の激しい天才。(映画監督パク・チャンウク)
-人間的にとてもい人ですが監督としては最も憎らしい人。あの人は一体どんな人で、普段から何を考えてたら、あのような映画を作り出すのか、気になる時が多い。(映画監督キム・ジウン)
-見る度に、この人は本当に天才じゃないのかと思う。(映画監督リュ・スンワン)
-心か嫉妬してしまう才能、生まれ変わったらポン・ジュノ監督として生きてみたい。 (映画監督ピョン・ヨンジュ)
-天才という言葉が乱用されているようで、あまりうれしくないが、ポン・ジュノ監督は本当に天才のようだ。(女優キム・ヘジャ)
-変わり者の芸術家のようだけど親切で愉快で、愛らしい天才。(俳優Lily Collins)

しかし本人は本来天才という修飾語が好きではありません。遊んだり食べたりしている時に、突然アイディアが浮かぶ天才ではなくて、徹底的に突き進む努力派という周りの評価もあったりします。映画『母なる証明』を制作する当時、撮影現場で過ごしながら町の地図を自ら描くほど完璧に分析したというエピソードは有名です。

700~1500カット程度を使う映画でコンテ作業だけで、1万カットを越える物がありふれていますが、映画『母なる証明』でキム・ヘジャを相手に30~40カットは基本だったそうです。映画『グエムル-漢江の怪物-』を制作する時は、専門家たちが見るCG専門雑誌を買って6ケ月間、勉強したそうです。『殺人の追憶』は、完成した脚本が出来るまで何と17回も書いたので、完璧な物を追求する執念を見ることができます。しかし努力と時間を投入したからと言って誰でも立派な作品を作ることができますか?他の人々は不可能な想像力と映画的感覚は天才でなければ備えられないでしょう。だから「天才だ、天才」という称賛が続くのでしょう。

ポン・ジュノ監督の想像力はどこから来るのでしょうか?

OllehTV韓国アカデミー特集に出演して傍聴客と対話する席で想像力の源泉が公開されました。
「どうすれば、いい話を作れるのですか?」
「多分、自分自身の内面に変態なところがあるようです」

想像力の限界を定めるなという意味でしょう。
  • Lim, Chul
  • 入力 2019-05-29 00:00:00.0

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