Q.韓国のゴルフ・ダディーについて教えてください。

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A. 韓国人の誇りであるフィギュア選手のキム・ヨナの背後にはお母さんのパク・ミヒさんの労苦が隠れていたことは、たくさん報道されました。

満6歳でコーチから「才能がある」という話を聞いたお母さんは自分の人生を諦めました。午前9時から夜中の1時まで娘のそばを離れませんでした。運転手役はもちろん怠ける娘を容赦なく叱責して追い詰めるあくどいコーチの役割も果たしました。そのようにお母さんが厳しすぎてキム・ヨナは引退するとわがままを言ったこともあったそうです。

韓国のワールドスター、いや平凡な子供の背後にも献身的なお母さんがいます。息子や娘が高校3年生になって大学入試の準備を始めればお母さんも一緒に高3熱病の病にかかります。強いお母さんたちが威勢よく振る舞うので、時々副作用も生じますが、子供たちが成長するための原動力であることを否認するのは難しいです。

お母さんの威勢よく振る舞う姿に対抗したのがお父さんの子供に対する積極的な姿勢です。
スポーツや芸能、学業で子供が成功することを願う気持ちは2人とも同じでしょう。お父さんだからといって成功を望みませんか?しかし韓国のお父さんはたいてい黙黙と見守るほうです。お母さんが子供を叱るので、お父さんまで腕をまくりあげたら、子供の荷が重いでしょう。

ただし、唯一ゴルフだけはお母さんの威勢がお父さんの威勢に勝てません。
韓国のゴルファーの成功の背後には、献身的なお父さんがいるということです。

上の写真はプロゴルファー、パク・ソヨンが韓国女子プロゴルフツアー(KLPGA)で正規ツアーメンバーになってから7年目の167回目の大会に参加して、ついに優勝する場面です。ホールカップに入らず横にそれたとたん、後ろで見守っていたキャディーが惜しいように体をひねっています。キャディーはパク・ソヒョンプロのお父さんです。

優勝パットを入れた後、パク・ソヨンは号泣して涙が止まりませんが、お父さんも心の中で一緒に泣いたでしょう。

娘が優勝する瞬間、ゴルフバッグを持ってそばにいたゴルフ・ダディーは、たくさんいます。米LPGAで157回目にして優勝したチェ・ウンジョンのそばにも警察官を諦めて娘と一緒にアメリカに渡り、8年間、バッグを持ち続けたお父さんがいました。5月末に開かれたKLPGA E1チャリティオープンで93競技ぶりに優勝したイム・ウンビン、2013年に同じ大会でキム・ボギョンが優勝する時も9年間ゴルフバッグを持っていたゴルフ・ダディーが同じ場所にいました。

外国ではあまりいない、もしかしたら韓国だけの独特の風景であるゴルフ・ダディーの援助は韓国で女性ゴルフの新風を巻き起こしたパク・セリのお父さんパク・ジュンチョルさんです。パク・ジュンチョルさんは娘のために事業までたたんで、自分の人生を娘のゴルフにオールインしました。一度は娘が競技する時、彼の姿が見あたりませんでした。腰をケガしてゴルフ場に来れなかったと伝えられました。驚くべきでことは次の日、ギャラリーの間に車椅子を引っ張って移動する彼の姿が見えたという事実です。

過激だと思うほどです。度が過ぎると非難を受けることもたまにあったりします。幼年期から人気を呼んだ韓国系アメリカ人ミシェル・ウィ(ウィ・ソンミ)を両親がダメにしているというコラムが掲載されたこともあります。しかしお父さんの誠意を過小評価するのも難しいです。

中国の女性卓球スター焦志敏との結婚でビックニュースになった卓球選手アン・ジェヒョンも息子アン・ビョンフンのゴルフを世話するために大韓航空の監督を辞退してアメリカに飛んで行きました。アン・ビョンフンが満17歳11ヶ月、歴代最年少の歳でUSアマチュア・チャンピオンシップで優勝トロフィーを掲げた時、往年の卓球スター、アン・ジェヒョンはいませんでした。ただのゴルフ・ダディーがいただけでした。

韓国のお母さんたちが過激なことは世界中が知っている事実ですが、なぜゴルフだけはゴルフ・ダディーなのでしょうか?

まず才能がある子供がお母さんよりは、お父さんにゴルフを習い始めたからです。今は韓国でも老若男女、区別なくゴルフを楽しんでいますが、2000年初期だけ見てもゴルフは人生に余裕がある中年男性たちが楽しむ贅沢な運動でした。言い換えればゴルフをするお母さんはあまりいなかったということです。

ゴルフ選手はフィールドでキャンディーにだけ助言を受けることができるというゴルフの特徴もあります。山岳地形である韓国のゴルフ場で重いゴルフバッグを持ち歩きもしますが、ゴルフを分からなければ子供に助言をすることもできないため、ゴルフに詳しい(?) お父さんがそばで見守るのが当然だと感じるのです。
例外もあったりします。先程紹介したキム・ボギョンのお父さんはゴルフが全然できないそうです。それでも10年近くゴルフバッグを持ち歩いていたら見る目が生じたそうです。「4番のアイアンの代わりに7番のウッドを使え」と薦めたのが優勝の原動力になったと言われています。

非専門家だからといって、アマチュアの話だと無視するなという教訓を与えるエピソードでもあります。
  • Lim, Chul
  • 入力 2019-06-03 00:00:00

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