Q.閉所恐怖症に悩まされている韓国の芸能人もいますか？
| A. | 遠い昔のことですが、こんなことを思い出します。 公職に就いている知人の招待でホテルのレストランに向かっている途中、エレベーターの中で起きたことです。 生まれて初めて会う人なのに私を見てへらへらと笑っているのです。エレベーターの中には彼の一行と私しかいないので、私を見て笑っているという意味ですが、私の何がおもしろいのか、少し不安になりました。久しぶりに会う人におかしな格好を見せることもできないからです。 へらへらと笑っていた人とその一行もレストランに向かっていたのか同じ階で降りましたが、その中の1人が私に静かに話しかけました。 「気分が悪かったでしょう。あの人は閉所恐怖症が少しあるんです。恐怖症が現れないようにわざと笑っていたのです。私が代わりに謝ります」 その話を聞いて安心しました。 私の格好がおかしいという疑問から解放されたからです。 閉所恐怖症、密室恐怖症とも言います。外が見えないとものすごく不安になりますが、症状が激しくなくてもエレベーターに乗ることさえ躊躇します。だからと言って4、5階程度の事務室に行くために階段を利用する人を見て閉所恐怖症？と疑っては困ります。健康のために運動としてエレベーターの代わりに階段を利用している可能性が高いからです。 SBSのドラマ『相続者たち』とtvNのドラマ『ミセン- 未生-』に出演した俳優カン・ハヌルは普段から自転車によく乗ります。
カン・ハヌルは時々、逸脱を夢見る時は遠くへ旅行に行くそうです。天気が寒くなければ自転車で旅行を楽しみます。『ミセン- 未生-』に出演した当時、メディアとのインタビューで「閉所恐怖症があって人々がたくさん乗っているバスや地下鉄は乗れないので、自転車にたくさん乗っている」と言いました。天気が暖かければ一日に40キロメートル程、自転車に乗るそうです。 G.O.Dのメンバー、パク・ジュニョンも閉所恐怖症が激しい方です。アメリカで学校に通っていた頃、悪い学生たちに東洋人という理由で布団をかけられて踏まれたことがあるそうです。その頃の悪夢が半白になった今でも付いて回るそうです。 現在、放送中のMBCドラマ『異夢（イモン）』で朝鮮人初の女性外科医イ・ヨンジン役を担っている女優のイ・ヨウォンも閉所恐怖症があるそうです。2007年に放送されたSBSのドラマ『外科医ポン・ダルヒ』の撮影当時20時間以上、立って手術するシーンを撮るより4時間の間ベッドの下に閉じ込められて手術を受けるシーンを撮る時の方がはるかに苦労したそうです。
俳優チェ・スジョンは撮影中に何度か事故に遭いました。KBSのドラマ『大王の夢（2012.9～2013.6）』を撮影していた当時、馬に乗って走るシーンを撮る途中で馬が、氷に滑って倒れたせいで背骨を折る重傷を負いましたが生き延びました。馬は現場で命を失ったそうです。チェ・スジョンは背骨が治っていない状態で鎮痛剤を飲みながら撮影を終えたというので、意志が本当にすごくないですか? チェ・スジョンを閉所恐怖症にさせた事件は、これよりはるか昔の1998年に放送されたKBSのドラマ『野望の伝説』の撮影中に起きました。 人に追われながら車のトランクの中に隠れるシーンだったのに、車が大きく揺れたせいでトランクが閉じて閉じ込められてしまいました。ところが、カットサインが出たにもかかわらず誰もドアを開けてくれなかったせいで、閉所恐怖症が生じたそうです。その後から映画館でも電気が消えると不安になって映画を最後まで見ることもできなくても出てきたり、エレベーターや狭い部屋の中でも呼吸困難を感じるそうです。 お笑い芸人は意外と閉所恐怖症の人がたくさんいます。 一人で閉じ込められていれば笑わせる人がいないからでしょうか? 人を震え上がらせるきわどい妙技で人気を集めたお笑い芸人のキム・ビョンマンも閉所恐怖症があると自ら語りました。2015年7月に放送されたSBS『ジャングルの法則』のブルネイ編で山の頂上に登っていた途中、高所恐怖症があるチョン・ジュナは高く聳え立ったキャノピーを見上げるのも大変そうでした。苦しむチョン・ジュナにキム・ビョンマンは「俺は閉所恐怖症が激しい」とチョン・ジュナの心情を理解すると話し、勇気を奮い立たせてくれました。 モデルとデートをしている時に彼を上から見下ろした彼女が「あら、セヒョンさんはつむじが2つですね！」という話を聞いて、その後から背が高い女性と会うのを若干、ためらうというお笑い芸人のヤン・セヒョンも閉じ込められるのを嫌います。ヤン・セヒョンは『コメディビックリーグ』に復帰した時、小さい箱の中に入っているのがとても大変だったと告白しました。 お笑い芸人のパク・ナレも閉所恐怖症でtvNのバラエティ番組『チャンネツアー』のプラハ旅行で鐘の塔に上がるのを苦しがったし、イ・ギョンギュも閉所恐怖症でKBSのバラエティ番組『男の資格』の「空を飛ぶ」で閉所恐怖症のせいで戦闘機に搭乗することができませんでした。 |
- Lim, Chul
- 入力 2019-06-18 00:00:00
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