Q.なぜ、伏日(ポンナル)に参鶏湯(サムゲタン)を食べるのですか?

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A. 「あれ、まあ!!!チッチッチッ…」
農夫の号令で蒸し暑さも物ともせず馬鹿正直に仕事をしていた牛が倒れた時、農夫はタコを買って飼葉の中に切り刻んで入れて牛に食べさせたそうです。すると倒れていた牛がむくっと起き上がったそうです。

牛だけが暑がりますか?その時、農夫の家族も暑さで疲れた体に活力を与える食べ物を食べていたはずです。

7月の初めから8月中旬までの伏日(ポンナル、夏の極暑の期間)、初伏、中伏、末伏の三伏は、暑い日を象徴します。

2019年の初伏(7月12日)はすでに過ぎましたが、 中伏 (7月22日)はもうすぐです。どこかに行ってサムゲタン(参鶏湯)でも食べなければなりません。急がなければ事務室の近くのサムゲタン店に入ることもできません。伏日のサムゲタンを食べるために、お客さんが減るのを待っていると、少し面白いと思うこともあります。

昨日の夜もエアコンの風で涼しくなった居酒屋で野球の試合を見ながらチキンを食べたのに、このような考えが突然浮かび、サムゲタンを食べるために列に並んでいる自分の姿が滑稽だなと感じます。額に見える汗を拭く年を取って落ち着いてみえる職場の上司は「伏日には、サムゲタンではなくてポシンタン(犬肉スープ)を食べるべきなのに」こう考えているかも知れません。

そうです。昔、伏日の食べ物は、サムゲタンでなくポシンタン、言い換えれば犬肉のスープでした。 伏日に犬を捕まえる方法も恐ろしいです。生きた状態で袋に入れた後、柿の木に逆さまにぶら下げて棍棒でたたいて殺し、そのまま火にかけました。それで「伏日に犬を殴るように」 という言葉も生じました。

サムゲタンは、あくまでもポシンタンの代用です。* 数多くのスタミナ食の中でどうして、わざわざポシンタンなのでしょうか?

* 遠い昔、常に客の立場の娘婿が来た時にだけ有精卵を産むめんどりを捉えていた程、鶏が貴重だった時代に、金持ちの家では、伏日のスタミナ食として今年生まれたヒヨコを捕まえて高麗人参とナツメを入れてサムゲタンを作りました。

理由を知るためには、まず三伏がどんな日なのか知る必要があります。

家の敷地を決めて、お墓の場所も選ぶ基準にもなる陰陽五行説によれば、伏日は「今から起きようとしている陰気が、陽気によって抑えられて伏せている日」という意味です。 夏は「火」に属して、秋は「金」に属しますが、夏の火性に秋の金性が3度屈服するという意味で三伏を定めたそうです。

周りに捕って食べる犬がいない家では、小麦粉ときな粉を混ぜたククス(にゅうめん)を作ったりもしましたが、一部の地域ではククスが伏日に訪ねてくる悪鬼を追い払ってくれると信じています。

考えてみれば、伏日は24節気にも含まれていません。それに、一年のうちで最も昼が長い日でも、最も暑い日でもありません。暑くなり始めた時期や昼間の熱気が少し我慢できるくらいの日です。それなのにどうして、わざわざ伏日を決めてスタミナ食を食べたのでしょうか?本当に秋が夏に対して伏せておがめという意味だったのでしょうか?

伏。

この字が秋が夏に対して伏せているように見えますか?そうでなければ犬が人の側にいるように見えますか?本来は猟師が猟犬を連れて低い姿勢になって隠れて獲物を狙う姿や、暑さに疲れてうつ伏せになった人々が近くにいる犬を取って食べる姿だと言い張る人もいます。

伏日は遁術と関係があります。植物の一年生で表現すれば、春に新芽が出て(甲乙)、夏に葉を広げて(丙丁)、花を咲かせて(戊己)、実を結び(庚辛)、種を作ります(壬癸)。春の気運(甲乙)が秋(庚辛)まで残っていなければ実を結べません。 秋が来れば、春の気運は伏せていたり(伏)、隠れていなければ(遁)なりません。これが遁術です。

遁術ができなければ種を作ることができなくて、幼虫が蝶々になれません。遁術に失敗すれば人は決して大人になれません。

伏日にスタミナ食を食べる理由は遁術を行う力を育てるためだというのが五行説の説明です。

それでは大きくなった大人たちが、伏日に犬の肉を見て舌なめずりをする理由は?
まだ、大人ではないようです。

余談ですが、 伏日のスタミナ食として犬肉が人気が高かった頃、ある農家で飼っていた犬、三匹の名前は初伏、中伏、末伏だったそうです。三匹の中で寿命が一番長い犬は、どの犬でしょう?
  • Lim, Chul
  • 入力 2019-07-19 00:00:00

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