Q.韓国の鬼は一種類ですか。それとも、いろんな種類がいますか?

답변게시판
A. tvNのドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』の鬼はとても素敵です。悪の群れを懲らしめて、甘いロマンスも楽しむ鬼、こんな鬼なら、道端で出会っても怖くないでしょう。

ドラマに出てくる鬼は韓国の鬼とは姿を比べると雲泥の差があります。まあ、だからといって鬼たちは羨ましがらないでしょう。

ドラマでは濡れ衣を着せられた高麗(コリョ)将軍の恨みが深すぎてあの世に行けなかったと言いますが、韓国の鬼がみんな恨みを持って死んだ幽霊ではありません。韓国人に最も馴染みのある鬼の伝説を見れば分かります。伝えられてきた鬼の話を紹介します。

青年が夕方、峠を越えている時、若者の姿をした鬼が現れ、相撲をしなければ通さないと言って立ちはだかりました。自分に勝てば通してやると意地を張ったので、ほかに方法はありません。相撲をするしかないです。何度、戦っても鬼に勝てませんでした。力でかなわないと分かったため、知恵を働かせました。
「ああ、夜が明けそうだ」という言葉に鬼がぎくりとした瞬間、飛び掛かって鬼を木に縛って峠を越えました。翌日、日が昇った後、気になった青年は鬼を縛っておいた木の所へ行きました。そこには血の付いたほうきがあるだけでした。

ほうきが姿を変えて鬼になったのでしょうか?それとも、青年が気になって戻ってくることを知って、青年をからかうために代わりにほうきを一つ縛って行ってしまったのでしょうか。伝説はそこまでは紹介していません。

青年の計略に騙されましたが、鬼は乱暴で荒っぽい存在として描かれています。
あどけないいたずらが好きで、愉快で、非凡です。人間と交わること*が好きで、財物と様々な道具をくれる鬼は、一種類ではありません。非常に多くの形態や種類があります。

*鬼は人間の男性に「キムさん」と言いながら近付くそうです。韓国に最も多い苗字がキムなので、すべての男性がキムさんだと勘違いしているという解釈もありますが、貧富を問わず、みんな同等な人間として接するという解釈も可能です。

  • 全羅北道(チョルラプクト)南原(ナムウォン)から出土した青銅の鬼の像



  • 忠清南道(チュンチョンナムド)論山(ノンサン)の 灌燭寺(クァンチョッサ)大雄宝殿の鬼の模様



鬼は大きく天気、物、妖精、魑魅魍魎、財物神の形で区別できます。古代には森と村の神として建築物を作り、農作業を手伝う神的的な存在でしたが、韓国に道教と儒教が伝来し、鬼的な存在の形に変わりましたが、人間に敗れることもある弱い雑鬼の姿も追加されたようです。

1. 天気と豊穣の神

人間の力を超越した自然を人格化した存在。火鬼、海鬼、空鬼など。主に古代の模様や冶匠神崇拝で発見され、現在は海鬼のような西海岸の鬼崇拝で見られます。

2. 神秘的な能力と道具を扱う妖精

神秘的な超能力と道具を使う人間の姿で、朝鮮後期からは小さな妖精の姿で描かれていますが、韓国の鬼の主流です。日本の付喪神と似ています。原型になる物の限界に束縛される鬼たちとは違い、鬼は独立的で、人間に金や食料などを与える善良な面があります。

「透明な帽子」をかぶって姿を隠し、「魔法の杖」を利用して金を作る鬼の姿が現代人に最も馴染み深いものです。

西海岸地域に鬼は萩の木に宿るという伝説があり、萩を燃やすと飛び出してきて、ポンポンと逃げるそうです。

3. 魑魅魍魎

民間の説話とは違って文字で記録された鬼は、奇怪で陰険な種族です。記録がほとんど漢字で書かれており、漢字で鬼を記録する儒学者たちは自分たちの視線に合わせて鬼を「雑鬼」と呼ぶことにしました。もちろん民間でも子どもに「鬼についていってはいけない」と注意したというから、鬼が人間の世界で歩き回り、純粋な子供たちを惑わす悪い存在と考える人もいました。

4. 財物の神

鬼は幸運をもたらす福神とも思われました。大韓民国が建設された1940年代末にも鬼は貧しい人に食べ物を持ってきてくれる豊穣の神として崇拝される対象でした。

鬼の様々な種類を見てみると、人々は自分が必要とするものを得るために、鬼の姿を形象化したような気がします。鬼を利用してからかってるような感じもします。

次回は代表的な鬼を紹介します。
  • Lim, Chul
  • 入力 2019-09-12 00:00:00

Copyright O2CNI All rights reserved.

目錄