Q.韓国で活動する日本の芸能人について教えてください(5)RUANN(ルアン)

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A. 大山琉杏(おおやまるあん)
16歳の少女の話を聞くたびに、本当にしっかりしてる子だなと思います。

7月31日、RUANNが新曲『Beep Beep』*を韓国と日本で同時発表**した時、韓日関係は最悪の状況でした。この時期を避けて、和解の雰囲気になった頃、韓国活動を始めても遅くはなかったでしょう。16歳になったばかりの子だから、もう少し待ってもいい歳だからです。

**韓国の作曲家グループである「ブラックアイド・ピルスン」が曲制作に参加し、振り付けはガールズグループTWICE の『TT』の振り付けを担当した「リア・キム」が、この曲のダンスを考えました。

**日本のソロ歌手として日韓両国で音源を同時発売するのは初の試みです。

心配した通り、新曲発表記事に悪質なコメントが次々と書かれました。
「最初は悔しかったです。 でも、このようなコメントもありました。『なぜよりによって、この時期に』心配してくれているようでした。感謝しています」
RUANNは、ある新聞とのインタビューで曲の発表を2度も延期したため、公開時期を遅らせることはできなかったことを明らかにしました。

もし、そうだとしても、反日と反アベの掛け声が溢れ、日本商品の不買運動がピークな時期に、アルバム発売を強行するのは冒険だったはずです。多くの放送局がRUANNの出演に消極的でしたし、バスキング(路上ライブ)やフェスティバルへの参加も容易ではありませんでした。

しかし、16歳の少女の考えは単純だったのです。「政治は政治で、音楽は音楽だ」だからと言って、政治社会に壁を作って過ごす、世間知らずの女子学生ではありません。日本に関するニュースは韓国語と日本語で書かれたニュースをすべて確認して読みます。1つの国のニュースだけを見て、片方の視線で社会を眺める愚かさを育てないようにするためでしょう。

「日本でも政治的な問題より音楽が好きで、韓国を訪れる人が多いです。もちろん日本が嫌いな人もいると思いますが、私の音楽を音楽として見ることができるように努力したいと思っています」

「タクゴン(差し迫ってから攻撃)」サッカーが好きな韓国人男性にアピールする時に使えそうな内容です。どうせ一度、試練を経験するならば、一番難しい時期に経験して乗り越えようという意味として考えることができます。『Beep Beep』がチャートのトップに上がらなくても、RUANNの挑戦は価値あるものとして記憶されるでしょう。

  • 弘大(ホンデ)の前で路上ライブをするRUANN



16歳の少女は、すでにすごいです。11歳の時から習い始めたギターはもちろん、ピアノ、バイオリン、ドラム、ビートボックス、ウクレレ、ハーモニカなど、さまざまな楽器を扱って、韓国語***と英語、中国語を駆使しています。曲を書いたり、歌を歌ったり、ダンスも上手です。

***RUANNが韓国語を本格的に習い始めたのは1年前です。今は、とても上手です。韓国語で書いた歌詞も、すでに6個もあります。言語の才能がない人は、うらやましい限りですね。彼女が好きなアイドルグループ「防弾少年団」の歌詞とK-POPアイドルが出演するバラエティ番組『週刊アイドル』が韓国語の教材だったそうです。

日本で歌手の道も自ら開拓しました。YouTubeにカバー映像***をアップロードして自分をアピールし、与えられたチャンスを逃しませんでした。1日12時間ずつ練習をしたら可能なことでしょう。 いや、夢多き少女が自分の望む道を進むために、邁進すること自体が注目すべきことです。

**** BEEP BEEPがリリースされる前、SNSにアップした防弾少年団、TWICE 、BLAKPINKなどのカバー曲ですでに話題になっています。

韓国の歌は韓国語で歌ってこそ味が出ると語る16歳の少女、険悪な韓日関係が当分は続くとしても、RUANNに対する応援のメッセージは途切れないでしょう。アジアを越えてGrammy Awardを受賞し、スーパーボウル(アメリカンフットボールNFLの決勝戦)の会場で歌を歌いたいという夢が実現することを願ってます。

  • Lim, Chul
  • 入力 2019-11-01 00:00:00

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