Q.韓国で鯨肉をたくさん食べますか?

답변게시판
A. 韓国で鯨肉を食べてきた歴史はそれほど長くありません。
ドラマを見ただけで分かります。どんなドラマですかって?
韓流ブームを巻き起こした時代劇の『宮廷女官チャングムの誓い』です。

地方の首領が進呈した鯨肉で料理対決を繰り広げますが、誰も食べたことのない肉なので、どうやって料理すればいいのか迷う場面があります。朝鮮中期まで鯨肉は宮廷でも珍しい食べ物だったということでしょう。もちろん、ドラマの話なので100%は信じられませんが、韓国でクジラの歴史は長くありません。

クジラはもちろん、オットセイなどの海洋哺乳類をほとんど食べていない上に、クジラが浜辺に押し流されてきても、貪官汚吏たちの物になるだけで、漁民たちに与えられるのは汗と涙だけなので、海へ連れて行って戻すことが多かったとも言われています。

死んだクジラを捕まえるのに、なぜ汗と涙を流すのかって?
最近、行われる解体作業を見ればすぐに分かります。

写真は2.5 tの大きさのミンククジラを解体した映像の一部です。

まず、1トントラックに氷をいっぱい積んできて流します。その後、遺伝子確認のためのサンプルを採取し、鮮度を確認してから入札に入ります。入札が終わると解体作業に入りますが、優に2~3時間はかかるそうです。長さ5メートル、重さが2.5トンにもなるから時間がかかるはずです。
優れた技術と装備がある最近でも、こんな状況なのに昔はどうでしょうか?
解体をしたからといって漁民が鯨肉を食べられるわけでもありません。地方の守令(スリョン、地方官)たちが上官に気に入られるために進呈し、酒宴を開いたりしたはずです。鯨肉を捕ったと宴会をするため、他の食べ物は必要ありません。すべて貧しい村の住民が血と汗を流して苦労するだけという意味です。

韓国で捕鯨の中心地は蔚山(ウルサン)です。伝統的な方法ではなく、ノルウェー式で鯨を捕まえます。1980年以降は商業捕鯨が全面的に禁止されました。

現在、たまに売られている鯨肉は網に引っかかって死んだクジラから取り寄せたものがほとんどです。 あまりにも貴重なので、ミンククジラ1頭は大体1~2億ウォンもするし、死んでから時間がかなり過ぎて腐敗する直前のクジラも3千万ウォンは優に超えると言われています。クジラが「海の宝くじ」と呼ばれる理由でもあります。

鯨肉の味はどうでしょうか?
蔚山には鯨肉専門店がかなり多いそうですが、近所に行ったついでに一度買って食べてみた人の話を聞くと、お金がもったいなくて無理やり食べたそうです。コチュジャンにつけてタレの味で食べたということです。初めて食べた人は石油と似たような臭いがすると言って、吐き出すこともあります。 高いから食べてみる妙な食べ物が鯨肉というわけです。

それでも、貴重な食べ物なので、食べに来る人もたくさんいます。

事故死したクジラが、あまりいないため、いまだに少なからず捕鯨船が不法営業、言い換えれば密猟をしているという話もあります。中には、銛で刺し殺した後、海上で解体作業まで終え、袋に肉を入れて陸地に持ち帰る業者までいるそうです。

このような食文化が、もたらした社会問題が蔚山の鯨肉事件です。
2016年、蔚山鯨祭りを控えて、蔚山中部警察署が、ミンククジラ40匹を不法捕獲し、冷凍倉庫に保管していることを摘発して販売元など合計16人を立件しました。しかし、事件を受け継いだ検察が不法したと認めた6トンだけを没収して、残りの21トンは証拠が不十分として返しました。そのため、社会的イシューに浮上しました。

鯨肉流通業者の弁護人が蔚山地検で鯨肉事件の捜査を担当した検事出身で、該当の部長検事と大学の同窓関係なので癒着したと疑われました。

警察は、弁護士が流通業者から受け取った受任料などを確認するため、捜索と口座追跡の令状を申請しましたが、検察で棄却し、検警捜査権調整の象徴となってしまいました。

  • Lim, Chul
  • 入力 2019-12-06 00:00:00

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