Q.韓国でリメイクした日本のドラマを紹介してください(6)

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A. 原作とたくさん比較された『職場の神』

立憲君主制を拒否したシャルル10世に対抗して蜂起した民衆、1830年パリで起きた七月革命をウージェーヌ・ドラクロワ(eugèneDELACROIX)は『民衆を導く自由の女神』という名前で絵に込めました。

『職場の神』のポスターはドラクロアの絵をパロディしました。

韓国労働市場に登場した新しい人類、同じ仕事をしながらも正社員の半分ぐらいの給料に満足し、いつ首になるか不安な状況で、上司はもちろん同じ年配の正社員たちの機嫌をうかがいながら、まともに退勤することもできない可哀想な種族です。

『職場の神』のヒーロー「ミス・キム(キム・ヘス)」は非正規労働者を代弁していますか?
必ずしもそうではありません。

彼女は非正規職を自ら志願した人材です。契約社員ですが、部長も指図できないほど偉そうな神のような存在です。どんな理由で非正規職を選んだのか誰も知りませんが、望むならすぐに契約書を書こうとする会社は溢れているでしょう。彼女には手当なしの残業、報酬が伴わない仕事もありませんが、面倒な人間関係もお断りです。契約期間が終わると自由に飛んでいきます。

『職場の神』は2007年に日本TVで放送したドラマの『ハケンの品格』をリメイクした作品です。

派遣社員は韓国ではあまり馴染みのない概念なので非正規職に変えましたが、『職場の神』は原作に大変お世話になっています。社員の名前と年俸を字幕で書いてくれた部分も原作から取ってきて、ミス・キムが勤めるマーケティング支援部の事務所は原作とインテリアが同じです。

ミス・キム役を引き受けたキム・ヘスと原作の派遣社員、大前春子役の篠原涼子のシンクロ率が非常に高くて、自然に2人の女優が比較されたりしました。

2つのドラマの主人公はみんな超人的です。
大前春子は98回の派遣生活でほとんどの資格を持っており、ミス・キムも航空機整備士の資格まで持っている上に、会社の男性同僚を背負って14階まで走って上がる怪力でもあります。

2人とも人間関係を結ぶことを嫌い、正社員採用に対する提案も会社に縛られた奴隷になりたくないと拒否します。

「不景気が100年続こうと日本中の会社がつぶれようとあたしはだいじょうぶ。派遣が信じるのは自分と時給だけ 」という大前春子の語録。

ミス・キム語録もあります。
「会社は生計を立てる場所であって、友情を分かち合うところではなく、仕事をしてお金をもらうところであって、礼儀正すところではありません」

それでも部長やチーム長にわざと負けてあげたりもします。
「自尊心と体面を重視する正社員との共存が必要だから(大前春子)」とか「被害が少ない人がクソでなければならない」という理由をつけますが、労働者の悲しさと不安を知ってるから、そうするのでしょう。

韓国も日本も労働者の不安と悲しさは同じなので、2つのドラマが似ているのでしょう。

余談ですが『職場の神』は、放送が始まった頃の視聴率があまり高くありませんでした。しかし回数を経て、視聴率が上昇し同じ時間帯に放送されたMBCドラマ『九家の書』との誤差の範囲内で1、2位を争いました。そしてキム・ヘスは「ミス・キム」役で2013年KBS演技大賞を受賞しました。

  • Lim, Chul
  • 入力 2020-02-10 00:00:00

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