Q.韓国にも民間軍事企業（PMC）がありますか。
| A. | ハ・ジョンウが主演した『PMC*：ザ・バンカー』を見た観客の中に韓国にも傭兵がいるのか？そして韓国にも軍事企業があるのか？首をかしげる方がたまにいます。 * Private Military Company 韓国で活動するPMCの現況
韓国で活動中の民間軍事企業は計12か所、このうち韓国に本社を置く会社が4つあります。このうち2007年に設立されたシールド・コンサルティングは、世界7位の規模だそうです。 軍人共済会も、韓国軍の常備兵力の減少傾向を受け、PMCの設立を推進中です。 PMCと関連した資料の出典が海洋水産部と表記されていることからも分かるように、現在はほとんどが海上保安、警備の役割を担っています。2011年、インド洋北部のアラビア海付近でサムホ海運所属の1万1500トン級の化学物質運搬船「サムホジュエリー号」がソマリア海賊に拉致されて、海軍特殊要員たちの作戦で船員を全員救出した後、韓国PMCメーカーも盛業中です。韓国海軍特戦司令部出身の作戦遂行能力を高く評価される契機になったという意味でしょう。 それではPMCを志願する人は多いでしょうか？軍隊に行ってきただけでも悔しいのに、また軍隊生活？こう思われがちですが、かなり多いです。2014年シールド・コンサルティングの求人広告を見て10人の募集に対して440人もの人が応募したことがあります。5~10年ほど長期服務してから除隊した軍人や大学で警護学を専攻した学生が大半です。 志願する動機はやはりお金です。新入でも最低年俸1万ドルは保障されます。租税回避国バハマに本社を置く多国籍PMC業者のチーム員としては、第3世界特殊部隊出身を好みますが、韓国の外国人選手たちは英語の実力が劣るため、安い値段に雇用される状態です。 英語さえできれば、新入には年俸1万~5万ドル、チーム長級は1万ドルはもらえます。 PMCに選ばれるのも簡単ではありません。体力測定、銃器試験、英語インタビューに面接も3~4回にわたって続きます。難しい試験に合格した後も、厳しい訓練と業務に耐えられず、途中であきらめる人も多いと言われています。 余談ですがロッテグループは韓国、高層ビル123階のロッテワールドタワーのテロ対応に向けてL-SWATチームを運営しています。韓国で活動する最初の民間テロ対応チームですが、装備している武器はガス噴射銃、三段棒だけなので、実際にテロが発生した場合、犯人と立ち向かうことは難しいでしょう。 |
- Lim, Chul
- 入力 2020-03-11 00:00:00
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