A. | 2016年4月、済州島(チェジュド)に行くために飛行機に乗ったKBSバラエティ番組『1泊2日』のメンバーたちは一番前の座席に座っている俳優ハン・ヒョジュを見つけて歓声をあげました。写真撮影で済州島に行くという話に少しがっかりしましたが、それでも十分うれしい状況です。 済州空港で記念撮影をして別れた時、写真撮影地が咸徳(ハムドク)海水浴場だという情報を得て、自分たちも望んで目的地が咸徳であるかのように組んで後に続きます。そして偶然のように見せかけて海水浴場の近くのカフェでハン・ヒョジュに遭遇し…。 ハン・ヒョジュは『1泊2日』のメンバーにアイスコーヒーを1杯ずつおごるといって、塩を入れたアメリカーノを渡します。 これは全て、制作陣が組んだ隠しカメラでした。ハン・ヒョジュは、正式に招待されたゲストでした。ハン・ヒョジュは化粧気のない姿で気さくにメンバーたちと仲良く視聴者を魅了し、『1泊2日』は週末バラエティ番組の視聴率1位を占めました。 黒いマスクに関する質問なのに、なぜ ハン・ヒョジュの話をするんですかって? 俳優たちが化粧をしない時、必ず着用するのがマスクです。ハン・ヒョジュは黒いマスクをつけてメンバーたちに会いました。 飛行機の中でメンバーから「行き先を聞いてくるように」というミッションを遂行していたキム・ジョンミンは「どこに行く予定ですか?今、ノーメイク?とてもきれいですね。そっくりです」とどもり、デフコンはハン・ヒョジュのマスクを見て「芸能人マスク」と賛辞を送りました。 芸能人が着用したので「芸能人マスク」と呼ぶべきです。マスクをしても美貌を隠せないというのが本当の意図だったのでしょう。 いつから芸能人が黒いマスクを愛用し始めたのでしょうか? 芸能人に聞いても、マスクの販売業者に問い合わせても、みんなよく分からないと答ます。公式文章もありません。しかし、ハン・ヒョジュが黒いマスクをつけて流行し始めたのは事実です。 視聴率1位までになった『1泊2日』が放送された後、黒いマスクはトレンディな商品になりました。 理由は? 下の写真を見ればすぐ分かるでしょう。
Jiminのマスクは、少しくたびれたように見えます。 芸能人にとってマスクはまさに生活必需品です。家の近くのお店にトイレットペーパーを買いに行くために化粧をすることはできないでしょう。だからと言ってすっぴんも見せるのも恥ずかしいです。 人々にバレないように、すっぴんを隠そうと、そして重要な用途がもう1つあります。イベントの頻繁な芸能人は飛行機、自動車など乾燥した空間に滞在する時間が多いですが、加湿器を持ち歩くことができないため、代わりにしっとりしたマスクを持ち歩くこともあります。 マスクの使用が日常ですから、どうせなら格好いい製品を使うようになり、それで黒いマスクが流行に乗ったように見えます。 芸能人マスクと呼ばれる前も黒いマスクはありました。 製薬会社のアラクスが2014年、黒に近い茶色いマスクの発売を始めたそうですが、その前も濃い色のマスクが出回っていたので、アラクスを元祖と見ることもできません。昔は、バイクの暴走族とか、少し質の悪い友達の象徴だったこともありました。黒いマスクを着用して歩き回って、警察に検問されたりもしました。 すべて昔のことです。 「芸能人の真似をする人」が大勢いるため、街中に黒いマスクをした人もかなり多く見られます。 最近は形や色に関わらず、マスクが手に入らないので、黒いマスクをしたと凝視する人もいません。 |