A. | 誰かが言いました。 自分は絶対におならをしないって。公共の場所はもちろん、一人でいる時もしたことがないと自慢していました。 本当におならとは縁が全くない人もいるでしょうか? もしそうだとしたら、健康が疑わしいです。健康な人なら、大人の場合眠っている時を含め、1日平均15回程度ガスを外に出すんですよ。ほとんど意識できない状態なのです。 周りの人はもちろん、本人も知らないうちにそのような生理現象が起こります。意識しておならをしたことがないという意味なら、その通りでしょう。 ここで、このような疑問が生じます。 不可避な生理現象ならば、きつい匂いではなく、いい香りのおならをすることができないでしょうか。
かなり多くの人たちがこの問いに挑戦しました。 アメリカの貨幣100ドルのモデルであるベンジャミン・フランクリン(Benjamin・ Franklin)が、いい香りのおならをする方法を公募したこともあります。高い賞金もあったため多くの人々が挑戦しましたが、誰もいい香りのするおならをするには失敗したそうです。 しかし、時代は変わりました。 宇宙を探索し、世界の路地まで1日で行くことができ、あらゆる疾患も治せる時代ではないです。おならの匂いを改善できないなら、先端科学技術を無視することになるでしょう。 ひげがステキな人が錠剤を発明したフランスの彫刻家であり発明家のクリスチャン・ポインシュヴァル(Christian Poincheval)です。 友達と一緒に食事をする途中、自分も知らないうちに出たおならの匂いを嗅ぎ、窒息しそうになった経験があったそうです。その後、何かしなくちゃいけないと思い、8年かけて悩んだ末に「ルーチン・マーリン(Lutin Malin)」という薬を作ったそうです。 ブルーベリー、ウイキョウ、海草など有機栽培の材料で作った錠剤で服用すると消化過程で香りを出して、おならと一緒に排出されるそうです。 香りも多彩で、チョコレート、バラ、ショウガ、スミレ、スズランなどお好きなように選べます。 数年前、コロンビアで女子生徒とデートしながら、おならを我慢していた10代の男子生徒が死亡する事件もありましたが、このような錠剤が早くから出ていたら、そのような不祥事は起きなかったでしょう。 「あいつはおならの匂いも バラの香りがすると思う」 美しい女性を見て冗談交じりに言った言葉は、現実になりました。 P.S.筆者はまだこの錠剤を飲んだことがありません。 |