題名 | 郷歌'薯童謠'について |
内容 | 「薯童謠」は非常に短いです。一度聞いたら忘れることも難しいはずです。
善花公主主隱 他密只嫁良置古 薯童房乙 夜矣卯乙抱遣去如 漢字をたくさん知っているからと、簡単に意味を解釈することはできません。漢字の音と意味を借りてきて韓国語を表記した郷札文字で、音だけを読む部分と、意味まで読み込まなくてはいけない部分を正しく区別しなければなりません。そのため、様々な解釈が出されるわけです。通説を拝借すると、解釈は次のとおりです。 善花公主は こっそりお嫁に行っておいて 薯童房を 夜な夜な抱きに行く 歌に出てくる主人公が善花公主(ソンファコンジュ)であることは確かです。善花公主は新羅26代真平王の3番目の娘です。1番上の姉が善徳女王であり、2番目の姉は29代武烈王キム・チュンチュの母、天明公主です。 薯童が誰なのかは、はっきりしていません。百済の東城王という説もあり、新羅の元暁大師という主張もあります。特定の人を指してはおらず、山の中で薬草を採取する薯童の群れを指すという解釈も出ています。これまでの通説では、百済の第30代の王、武王とされています。 1年365日、小さな土地を奪うための戦争を繰り返していた百済の王と新羅の公主のスキャンダル。ロミオとジュリエットも顔負けの希代のスキャンダルです。 百済の武王は誕生自体が謎に包まれた人物です。武王の母親が池に住む龍と情を通じて産んだという伝説が伝えられています。家が貧しくて長いもを掘って暮らし、幼いことから薯童と呼ばれたのですが、善花公主が美しいという噂を聞いて、新羅の首都ソラボルに行きました。 それから、でたらめな歌(薯童謠)を作って、子供たちを惑わして歌を歌わせます。新羅の首都ソラボルに広がった奇怪な噂のせいで、王は公主を宮から追い出します。宮殿を出てきた公主を東城王が連れ去ります。 韓国の民話をみると、似たような話がたくさんあります。青孀寡婦(若くして未亡人になった女性)を自分の胸に抱くため、夜明けに家の前に立っていて、近所の人が通り過ぎるころを見計らって、まるで未亡人の家から出てきたようなふりをする。「あのきれいな未亡人があの人と情を交わしているらしい」と、こんな噂が出回るようにするのです。 最近でも、こんな手が通じるのでしょうか。きれいで素敵な女性をスケベな女性に作り上げて詐欺結婚をする手法は、あまりにもせこいと感じられることでしょう。 ----------------------------------------- 郷歌'薯童謠'について 郷歌'薯童謠'について詳しく教えてほしいです;0;お願いします! |
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