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[コラム] ソンピョンを分けて食べるソンビ夫婦
朝鮮19代王の粛宗が暗行(身分を隠して行動すること)の途中に南山に達したときのことだ。夜も深まったのに、どこからか朗々と本を読む声が聞こえてきて、周辺を探してみると、あばら家から聞こえてくるものだった。明かり窓の隙間から覗いてみると、夫が本を読んでいる横で若い妻が灯の下で裁縫をしている姿が目に入ってきた。しばらく後に夫が本を閉じて、夜が深まって小腹がすいたと呟く。その言葉を聞いた新妻がそっ...
[コラム] 65歳の青年の悩み
先日、テレビで囲碁対局を見ていて、ふとデミ・ムーアのことを思い出した。突拍子もなく聞こえるだろう。囲碁は、今まさに30歳になった韓国の棋士と10代の中国女流棋士の対局だった。世界棋戦の32強戦とあって、複数の対戦が一気に行われていたが、当然、韓国人の棋士が勝つだろうと考えたのか、中継放送を進行する人はその対局にさほど関心を持たなかった。中国の女流棋士の棋力も小さくはなかったが、相手は世界大戦で優勝した経歴が...
[世智園] 喫煙弊害研究所とたばこ会社の実験室
たばこの有害成分を分析して実験する国家喫煙弊害研究所が来月韓国でオープンする。喫煙の深刻な弊害を考えると、なぜ今になってオープンするのか残念でしかたがない。研究所の開所ニュースを聞き、記者は10年以上前に多国籍たばこメーカーであるフィリップ・モリス・インターナショナルのジュネーブ本社を訪問した記憶がよみがえった。本社近くのたばこの実験室で吐きそうになった。実験室では、人ではなく、機械がたばこの煙を吐き...
[コラム] 貨幣改革はハプニングで終わるのか
去る17日、韓国では一時、「貨幣改革」がポータルサイトの検索キーワード上位を支配した。「韓国経済の規模に比べて為替レートの数値が過度に大きいという指摘がある」という国会議員の質疑に韓国銀行総裁が相槌を打ちながら、起きた現象だ。この日、韓国銀行の国政監査で、与党のセヌリ党議員らは「今が貨幣改革の適期」と主張し、韓国銀行総裁は「議論を進めている」と答えた。国立銀行の総裁の口からこんな言葉が出たため、韓国政府...
[SNSの世界] SNSが人工知能に出会ったとき
# おじいちゃん、お元気ですか?おじいちゃんが亡くなってからもう5年が経ちました。私は大学に入学し一生懸命に勉強しています。おじいちゃん、会いたいです。また連絡します。# 私の孫がもう大学生になったんだね。大学生活を楽しく過ごしなさい。学校の知らせを時々SNSで知らせておくれ。またね。まもなくソーシャルネットワークサービス(SNS)にてすでに故人となった親戚や有名人と会話が可能になるものと予想される。人...
[世智園] IT質屋
ドストエフスキーが『罪と罰』を書いた1865年は、彼が最も不幸な時期だった。その前年に妻が亡くなり、精神的支柱だった兄さえ莫大な借金を残して死亡した。彼はすべての作品の権利と、これから書く小説一編を3000ルーブルをもらって出版業者に渡す。しかし、ギャンブルでお金をすべて失って、質屋に頻繁に出入りする状態となる。小説『罪と罰』で主人公ラスコーリニコフが社会の悪だとして殺害した人が質屋の老婆だった...
[コラム] 議員会館ロビーに積まれる贈り物はなくなるのか?
ここに一枚の写真がある。贈り物が天高く積まれている韓国の国会議員会館1階のロビーだ。議員の事務室で働く職員は、カートを引いてエレベーターで行ったり来たりすることに余念がない。カートにアイスボックスを載せていくスタッフたちの姿が、あちこちで目立つ。韓牛に果物、イシモチ(魚)、食料品と種類も多様だ。金色の風呂敷で丁寧に包まれた、見た目にも豪華なプレゼントが、あちこちちで目に入ってくる。議員室の職...
[SNSの世界] マーケティングツールに進化したスタンプ
モバイルメッセンジャー上でよく使われるスタンプ。長々とした文章よりも、スタンプさえあれば効果的な意思伝達が可能だ。韓国でもスタンプが活性化しながら、今ではスタンプは意思伝達の機能以上に活用されている。スタンプを活用したマーケティングも行われており、スタンプ自体を商品化することもある。韓国でメッセンジャーのウィンドウに閉じ込められていた絵文字が急速に進化しているのだ。折り畳み式携帯電話の時代に...
[モノの哲学] 鉄条網に閉ざされた私たち
幼い頃、町内で一番高い塀を構える大きな家があった。町内の人々と交流がなく、誰が住んでいるのか気になっていた家だったが、高い塀の上には鋭い鉄のトゲがある有刺鉄線をコイル状にして四方に配置した鉄条網が張り巡らされていた。鉄条網の隙間には赤いバラが顔をのぞかせていた。美しいバラ庭園を持っているわけではないのかと思うほどバラは静かであり、ツタのように高い塀の上までバラの花は咲いていた。この家の前を通る...
[世智園] 地雷除去キャンペーン
2003年、アフリカのアンゴラへ取材をしに行ったとき、地雷美人コンテストというポスターを見て驚いた。地雷により片足を失った女性のみに参加資格を与える。逆説的な大会を通じて地雷の惨状を知らせるという趣旨だ。ポルトガルの植民地支配から1975年に独立したアンゴラは、27年間、左右勢力による内乱が繰り広げられた。この過程で埋設された地雷は1500万個で、人口1000万人を上回る。1991年1次湾岸戦争の時、クウェートの砂...
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