トップ > コラム > オピニオン > [I ♥ 建築] 狎鴎亭ロデオを生かす

[I ♥ 建築] 狎鴎亭ロデオを生かす


  • [I ♥ 建築] 狎鴎亭ロデオを生かす
狎鴎亭ロデオ通りは過去、大韓民国を代表する商業地区だった。しかし、今ではカロスキルや経理団通りに最初に座を許して久しい。それでも清潭(チョンダム)洞一帯がラグジュアリーな商業地区の名声を継続しているだけだ。関係者たちはどのようにすれば狎鴎亭ロデオ地区を生かすことができるか聞いてみたりする。ここで1つの方法を紹介しよう。

成功的な商業通りが作られる原則のうちの1つは、一方には公共交通機関ラインが入って来て、もう一方には公園がある時だ。代表的な事例が、米国ボストンの「ニューベリー通り」と「新沙洞カロスキル」だ。地下鉄新沙駅と漢江市民公園が新しく作られたウサギの巣穴で繋がった時、カロスキルは人気のある商店通りとして成長した。今や自然はショッピングから切り離せない要素になった。理由は、現代人が庭と路地がないアパート、エアコンの風が出てくるビルのような外気に接することができない空間だけで生活するためだ。そのため最近のホットなショッピングエリアは、地下ショッピングモールではなく、外部空間がある通りだ。新築ショッピングモールには、少なくとも空を見ることができる天窓を作る。

現在、ロデオ通りにないものは「自然緑地」だ。数年前に地下鉄盆唐(プンダン)線ロデオ駅が開通されても活性化されていない理由がここにある。ロデオ通りが復活するには、ロデオ地区内にある「島山(トサン)公園」と繋がらなければならない。島山公園は島山・安昌浩(アン・チャンホ)先生の墓地がある公園だ。そのため正門を除いては、すべて塀で囲まれた静かな空間だ。ただの塀ではなく、ロデオ産業地区の方に向けて、傾斜のために石垣が積まれていて、その上に塀が作られている。その石垣と塀をなくし、島山公園に自然にアクセスできるように境界をなくせばロデオ地区は存続する。現在、島山公園の正門前の通りは、高級ブランド品を売る通りとして生きている。島山公園と繋がっているためだ。しかし、公園へのアクセスがない残りの部分は、相対的に遅れている。追悼公園という目的に反しない程度で開放すれば、周辺の商業地域は再び存続する。狎鴎亭ロデオだけでなく、どこにでも大なり小なり公園があるなら、石垣、塀、車両幅を最大限に減らし、周囲とコミュニケーションできるようにすべきだ。そんな時、都市が存続する。
  • 毎日経済 ユ・ヒョンジュン弘益大学建築学科教授 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-09-25 09:29:56




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア