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[韓国100大CEO] 李富真ホテル新羅社長…経営も社会貢献も真っ直ぐ


  • [韓国100大CEO] 李富真ホテル新羅社長…経営も社会貢献も真っ直ぐ
毎年、毎経エコノミーでは年末に「今年のCEO」を発表する。実績と株価、評判など財務と非財務部門をすべて含んだ評価にて李富真(イ・ブジン)ホテル新羅ホテル社長は「今年のCEO」に含まれた唯一の女性CEOだ。2010年12月ホテル新羅の代表理事を務めてから7年目にして名実共に韓国を代表する女性経営者として位置づいたことが分かる。

イ社長はホテル新羅を経営しながら本格的に経営能力を立証した。

国内市内免税事業がこれ以上金の卵を産むガチョウではないことが明らかになっている状況にて、HDC新羅免税店はソウル新規市内免税店の中で初の黒字を記録した。また今年上半期にルイ・ヴィトンがオープンすれば新規免税店の中ではじめて「ビッグ3」(ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメス)入店の実を結ぶことになる。

ホテル部門の成績表も秀でていた。昨年プレミアムビジネスホテルとなる新羅ステイ九老と天安がオープンし、今年は瑞草と海雲台がオープンする。これにより総11支店が運営される予定だ。新羅ステイは昨年第2四半期から黒字転換に成功した。昨年ソウル新羅ホテルの韓国レストラン「羅宴(ラヨン)」は「ミシュランガイド ソウル2017」で最高等級となる3つ星に選定される成果を出した。ソウル市から韓屋ホテルの建設許可を受けたことも注目すべき内容だ。

飽和した国内市場を抜け出すための努力も際立つ。2013年シンガポール・チャンギ国際空港に韓国企業としては最大規模の初店舗を開いた。翌年にはマカオ免税店運営を開始、2015年にはチャンギ国際空港化粧品、香水全店舗をグランドオープン、グローバル企業としての礎を固めた。昨年には海外事業多角化に拍車をかけた。タイのプーケット市内に初の市内免税店を開始させ、上半期には日本進出を本格化する。2010年ホテル新羅社長に赴任したイ社長は取締役となり責任経営に向けた意志を表明してきた。

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イ社長は目に飛び込む社会貢献活動により注目されている。役員が済州島内の小規模料理店を運営する零細自営業者を対象に才能寄付を通じて調理法、顧客対応サービスなどについてカスタマイズコンサルティングを実施し、厨房設備などの環境を改善する社会貢献プログラム「美味しい済州つくり」を2014年から進行している。2017年3月まで全17つの店が再開店し、2015年10月には「美味しい済州つくり」を通じて再起に成功した事業主11人が自発的にボランティアを結成し、困難な老人たちに食事を提供するボランティア活動を進行し、社会貢献活動の先頭の好循環モデルという評価を受ける。

李富真社長に対する評価もまた好評一色だ。Forbsにて「世界でもっとも影響力のある女性100人(2016年6月)」にて98位、Fortune誌では「もっとも影響力のある女性企業家(非米国地域の女性企業家、2016年9月)」に選ばれている。
  • 毎経エコノミー
  • 入力 2017-04-15 08:55:21




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