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「なら、あなたが彼らの隣に住んでみればいい」


「なら、あなたが彼らの隣に住んでみればいい」

済州に滞在する難民を受け入れないでほしいと青瓦台の請願サイトに反対意見をあげた人が難民に共感する人におくる言葉の爆弾だ。

難民の受け入れに反対する人の投稿記事から紹介する。

「基礎生活受給者の女性が妊娠したら医療費の支援はわずか50万ウォン、イエメンの難民1人を精神病治療させるからと緊急医療費を支援。基礎生活受給者の生活給付は約48万ウォン。イエメン難民の生活費に138万ウォンの支援。私がろうそくを持って国を守った結果がこれならば、私は何のためにろうそくを持ったのか。イエメン難民のために? 国際社会の対外的なイメージのために?」

文は以下のように続く。

「私もイエメン難民に実際に会うことはないかもしれない。それでも私は済州の女性たちの安全が心配だ」

済州でキャンプをしていた30代の女性が行方不明になった後、このような主張に一層力が入る。警察は酒に酔った状態で歩いていて海に落ちて死亡したという見方を有力視しているが、済州に居住するイエメン難民が起こした犯罪だと見る人も意外に多い。

イスラム文化における女性の低い人権とドイツとスウェーデンで難民が犯した犯罪を見ると十分に可能性が高いと主張する。

この話を聞きながら不治の病として知られていたハンセン病患者が思い浮かぶ。

1960年代まで韓国に流離乞食をするハンセン病(癩病)の患者が少なくなかった。彼らが病気を治すためにツツジの花で子供を誘引して肝臓を抜いて食べるという噂も広まった。人影が少ない田舎の村では子どもたちが肝臓をとられないように学校が終わったら十里の道を走って家に逃げた(?)。

その頃、韓国がマラソン強国になることができた秘訣だったのかもしれない。

下校のときの子供たちの駆け足は軍事政府がハンセン病患者を小鹿島に追い込んだ後にストップした。おそらく患者にとっても幸いなことだったのかもしれない。子供を食べるという噂を信じている人がハンセン病患者を見ると石を投げて竹槍で突き、殺すことも起きていたからだ。

小鹿島を除いた韓半島(朝鮮半島)全域はハンセン病(癩病)の清浄地域になったわけだ。

民心というのはそういうものだ。ハンセン病患者がかわいそうでもあるが、私の子供の肝臓を奪うやつらだなんて、いや、その可能性が少しだけでもあっても、どうして黙っていられるのか。完全に分離しなくてはいけない。私の住むところには近づくな。

小鹿島で40年にわたり献身的に奉仕した看護師は韓国人ではなかった。オーストリアの出身マリアネ・ステーガー(Marianne Stoeger)とマルガレット・ピサレク(Margareth Pissarek)などカトリック信者だった。無条件の愛で患者の面倒を見て、年を取った彼女たちは自分たちの健康状態がむしろ小鹿島の住民の負担になるのではと心配して島を去る。

「なら、あなたが彼らの隣に住んでみればいい」

実際に彼らのそばで暮らす人々がいる。

彼らと一緒に住まなくても財布を開いて、慰めのメールを送る人々の心も彼らの側にあることだろう。
  • Lim, Chul
  • 入力 2018-08-19 08:21:02




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