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「お父さんは面接に」アルバイトにむらがる4050


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今年の初めまで蔚山に所在する大企業の下請け業者として働いていたが、さいきん会社が経営をやめたことで失業者になったAさん(45)。Aさんはアルバイトを求めて毎日、早朝から人材派遣会社の事務所を訪ねているが、そのたびに肩すかしを食っている。似たような境遇の中年層が押し寄せて、職を求めることが難しいからだ。

実際に17日の未明に示された仕事は4~5つだけだったが、用役業者の事務所には30人以上の中年層作業員が訪ねてきたほどだ。 1997年の通貨危機以後、史上最悪の雇用難が続き、20代の専有物に相違なかったアルバイトの求職隊列に40・50代が大挙して合流している。

正規職の雇用を求めることは考えることさえできないし、生活費を稼ぐために40・50代が臨時・日雇いに追いやられることになる。毎日経済新聞が17日、求人サイトの「アルバモン」に依頼して、今年の1~8月の間に登録された新規履歴書を年齢別に分析した結果、新規履歴書を登録した40代の割合は6.9%で、前年同期(5.6%)よりも1.3%ポイント増加した。 同じ期間の50代の割合も2.2%から2.9%に、0.7%ポイント増加した。一方、この期間における20代の割合は72.8%から69.7%に落ちた。 40・50代のアルバイト応募の割合もまた上昇している。今年に入って8月までに、アルバイト求職者のうちで40・50代の割合は8.9%で、前年同期比で0.6%ポイント上昇した。

別の求人サイトでも事情は変わらない。「サラムイン」のイム・ミヌク チーム長は、「最近の訪問者を分析した結果、40・50代の流入が高まっていることが分かった」とし、「構造調整が増えつつ、打撃を受けた40代の非正規職が多く流入するようだ」とした。イム チーム長は「子供に対して責任を負う中年層で、アルバイトもして生活を維持しようとする傾向がある」と分析した。このような40・50代のアルバイト求人ラッシュは、性別と学歴を問わず広く現れている。名門大国の文学科を卒業したチェ某氏(58)は、幼児教育機関を訪問して子どもたちに昔の話を聞かせるアルバイトに挑戦して3年目になるが、まだ仕事をする機会を得られない。

統計庁が発表した8月の雇用動向によると、40代の失業者は昨年8月は14万3000人で、先月は18万6000人に急増した。 50代の失業者も今年8月は19万2000人で、前年同期比で3万6000人増加した。40代の就業者は今年8月に前年同月比で15万8000人も減少した。 1991年12月の25万9000人以来で26年8ヶ月ぶりの最大の減少幅だ。
  • 毎日経済_イ・ヒス記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-09-17 20:05:31




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