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ベーカリーを引き入れるコンビニ

本格的なパンとスイーツで競争 

弁当からコーヒーへ、コーヒーからデザートにとコンビニ商品の「競争激戦地」が移動している。各社はもちロールとケーキなどの甘いデザート類を次々に発売し、「コーヒーの後のデザート」市場を攻略したが、最近ではベーカリー商品を直接持ち込むコンビニも現れた。

コンビニ「イーマート24」は27日から全店に、プレミアムベーカリーコーナーを新設する。今回登場するプレミアムベーカリーは、新世界フードが運営するベーカリー「ミルク・アンド・ハニー」だ。イーマート24は「モンブランデニッシュ」「スイートアーモンドクロワッサン」など全6種を販売する。 イーマート24の関係者は、「 コンビニのパンは量産パンという偏見を破るために、ベーカリーを導入した」と説明した。

コンビニではサムリプ(Samlip)社などの食品メーカーの工場パンが売上げの大部分を占めている。一部のコンビニがベーカリー特化型の店舗を導入したが、店頭でパンを直接焼くには一定程度以上の面積や設備投資などが必要で、一部の商圏に限定された。

イーマート24は、加盟店からの発注すると当日の深夜にパンを焼いて包装した後、翌日に各店舗に配送する「オーダーメイド」方法でベーカリーを運営する予定だ。量産パンよりも新鮮な品質の製品を顧客に迅速に提供できるという利点を生かすという趣旨だ。

イーマート24のイ・ヨンギョンMD担当バイヤーは、「プレミアムベーカリーによって、コンビニのパンもおいしいという認識を植えるきっかけになれば」とし、「モーニングセットもプレミアムベーカリーを追加する計画だ」と語った。

イーマート24がベーカリー類を強化したのは、各企業のデザート競争とも関連がある。コンビニでコーヒーを楽しむ人口が増え、ケーキやパンなどのデザート類はコンビニの孝行商品として浮上した。

CUでは、コーヒーといっしょに最も頻繁に購入する「同伴購入商品10」に「もちロール」「ショコラ生クリームケーキ」「クッキーアンドクリームケーキ」など4つのデザート製品が含まれた。

昨年12月に発売したショコラ生クリームケーキは、3ヶ月めで累積販売100万個を突破した。冷蔵デザート商品群はこのようなヒット商品に支えられ、今年に入って9月までの売上げは前年同期比で280%も増加した。CUは今月、もっちりした食感を生かした「モチモチロール」と「ロータスビスコフ生クリームケーキ」などを発売するなど、デザート商品群をさらに増やす計画だ。

GS25はティラミスやブラウニー、カステラなど30種あまりのデザート商品を販売している。運営商品は2016年の10種あまりの3倍に増えた。もちロールは昨年8月に発売した後、現在までに累積販売数600万個を記録し、ロイヤルティラミスも300万個以上が販売された。

キム・シンヨルBGFリテールスナック食品チームMDは、「コンビニのコーヒーとデザートはリーズナブルな価格と優れた味で、20・30代の倹約消費者に大きな人気を得ている」と述べた。
  • 毎日経済_イ・ユヂン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-10-25 20:20:10




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