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シャネルにランコム...輸入ブランド次々と値上げ


グローバルブランドのシャネルは11月から値上げを断行する。今年に入って3回目の値上げだ。グローバル1位の化粧品メーカーのロレアルグループも、6つのブランド製品の価格を引き上げる。

シャネルは1日から、タイムレスクラシックやボーイシャネル、2.55ハンドバッグなどの人気製品の価格を平均4~5%引き上げている。

シャネル・コリアは文書で「製品の製造コストや材料価格の上昇により、シャネルの象徴的なハンドバッグ製品の価格調整を実施する」とした。シャネルが韓国で価格を上げたのは、今年に入って3度目だ。去る1月、化粧品や香水326品目について価格を調整し、5月にはバッグや靴などの価格を11%ほど引き上げた。

シャネルの値上げ方針について、業界と消費者の反応はやや食い違う。名品ブランドは、アフターサービス(AS)などの顧客の利便性を向上させようとする努力はしないのに価格だけ引き上げるという批判があれば、値上げで高級ブランドとしてのシャネルの地位がさらに高まるとの見方もある。

実際に、シャネルが値上げを公式に発表する前から、インターネットコミュニティなどを中心に値上げの噂が流れ、その製品が品切れ事態を招いたりもした。

ブランド品業界の関係者は、「シャネルやルイヴィトンなどの主要ブランドは購買層が固定なので、価格を上げても大きな打撃を受けない」とした。

ロッテ百貨店の場合、シャネルを含む海外ファッションブランドの、今年(1~10月)の売上げ増加率は19.8%に達している。現代デパートもデパート全体の売上げに占めるブランドの売上げの割合は、毎年15%ほどに固定されていることが分かった。

このようなシャネルの動きに、他の高級ブランドも価格を引き上げるかどうかに関心が集中している。

英国のファッション専門誌ビジネス・オブ・ファッション(BOF)は、「シャネルの今回の方針は、世界的な経済の不確実性のために値上げに慎重な他の高級ブランドを緊張させている」と分析した。ルイヴィトンコリアとバーバリーコリアは、今年の下半期に値上げ計画と関連し、「現在としてはお知らせできるこはない」とした。ルイヴィトンは今年に入って2回、価格を引き上げており、先月はバッグや靴などのアクセサリーの交換期間を1ヶ月(衣類は2週間)から14日に減らした。グッチコリアは12日に、女性用履物など、一部の製品の価格を平均3%引き上げた。

輸入化粧品業界も値上げ隊列に合流した。ロレアルグループに所属するランコム、ジョルジオアルマーニビューティー、イブサンローランビューティー、シュエムラ、ビオテルム、キールなど6つのブランドは1日から国内販売価格を上げる。

ランコムは全アイテム412品目のうち56品目の価格を上げ、上昇率は平均5.2%に達している。ジョルジオアルマーニビューティーは376品目のうち、272品目に対して平均2%の値上げを決定した。

ビオテルムは10品目の価格を平均4.9%引き上げている。シュウムラは662品目のうちの3分の1ほどである220品目の価格を、平均4.9%引き上げることにした。

イブサンローランビューティーは151品目のうちの28品目の価格を平均2.4%上げて、キールも人気製品の日焼け止め(ウルトラライトデイリーUVディフェンス日焼け止め)の価格を引き上げている。
  • 毎日経済_イ・ユンヂェ記者/キム・ハギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-10-31 19:53:15




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