サムスン業績悪化…需要鈍化と中国企業の追撃


サムスン電子の昨年第4四半期のアーニングショックは、半導体部門の急落が一番大きな理由だが、スマートフォン事業を担当するIM部門の実績下落も大きな影響を及ぼしたものと分析される。

IM部門は昨年の第4四半期にわずか1兆ウォン前後の営業利益を出したと観測される。メリッツ総合金融証券は、IM部門の営業利益は第3四半期(2兆2200億ウォン)から半分以上減った9000億ウォンを記録したものと分析した。 2015年以来、サムスン電子のIM部門が四半期の営業利益2兆ウォンを超えなかったのは、2016年第3四半期に「ギャラクシーノート7」発火事件で1000億ウォンにとどまったときを除外して今回が初めてだ。

さらに大きな問題は、中国やインドなどの主要国でスマートフォンのシェアがますます下落し、営業利益がますます減っているという点だ。

IM部門は昨年の第1四半期に3兆8000億ウォン、第2四半期は2兆7000億ウォン、第3四半期には2兆2000億ウォンの営業利益を出したが、第4四半期はこれよりも大きな幅の下落を見せた。IM部門の年間営業利益は、昨年の11兆8300億ウォンを大きく下回る9兆~10兆ウォン台にとどまると推定される。

業績不振は、スマートフォンの交換サイクルが長くなり、世界的なスマートフォンの需要が鈍化した構造的な原因が大きい。

市場調査会社のBayStreet Research(ベイストリートリサーチ)によると、スマートフォンの平均交換周期は2014年の23月から昨年は31月に伸びた。全体的にスマートフォンの交換サイクルが長くなり、出荷量が減少している。ストラテジーアナリティックス(SA)は、サムスン電子が昨年2億9460万台のスマートフォンを出荷し、2013年以来で初めて出荷量が3億台未満を記録するだろうと予想した。続いて「今年はこれよりも500万~1000万台少ない2億9000万台に下落する」と予想した。

またファーウェイ、シャオミ、オポ、ビーボなど中国のスマートフォンメーカーの追撃で、グローバル市場で「メード・イン・チャイナ」の掌握力が高まったという原因もある。 SAによると2017年第3四半期まではサムスン電子のグローバル市場シェアは21.2%で、ファーウェイ(9.9%)よりも10%ポイント先んじていた。ところが、昨年の第3四半期、サムスン電子はスマートフォン7230万台を出荷して20.1%のシェアで1位を記録したが、2位のファーウェイ(5180万台、14.4%)との格差は縮小した。 ファーウェイは当初の目標よりも1年早い昨年、すでに世界市場シェア2位に上がってサムスン電子を追撃している。

一部ではファーウェイの今年の第4四半期はサムスン電子を越えて、スマートフォン市場シェア1位になるのではないかという見通しも出ている。

スマートフォン業界の関係者は、「サムスン電子は高級機のリーダーであるアップルと中低価格の携帯電話の性能向上を主導する中国との間で苦戦し、また昨年に発売したギャラクシーS9シリーズの大々的なマーケティング費用の増加で実績の下り坂を歩いている」と分析した。

サムスン電子は今年、中低価フォンの拡大でインドなどの新興市場に集中し、フォルダブルフォン・5世代移動通信(5G)を支援するスマートフォンを先制的に発売し、市場シェアを引き上げる計画だ。サムスン電子は「無線事業の場合、フォルダブルフォンと5Gモデルなどの技術革新を続けてリードしていく」とし、「これと同時に、中低価格のスマートフォンの場合はハードウェアのアップグレードを通じ、スマートフォンのリーダーシップを向上させるつもり」だと説明した。
  • 毎日経済_イ・サンドク記者/イ・ソニ記者
  • 入力 2019-01-08 17:50:09.0

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