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[コラム] 名節症候群を解消する方法


韓国の女性ユーザーがたくさん利用するコミュニティに入ってみると、名節症候群(旧正月や旧盆などの大型の祝祭日に受けるストレスにより発生する精神的肉体的苦痛)を解消するおもしろい方法が紹介されている。

- 夫から「お疲れさま」と言ってもらいながらプレゼントをもらう。
- ショッピングをする。
- 酒を飲む。
- 友達に会って夫の家族の悪口を言いながら、くすくす笑う。
- 美容室に行く。
- 昔、幸せだった頃の写真が入っているアルバムを見る。
- 涙を流して見た映画を見る。
- 死ぬ前にやってみたいことの目録を作成する。
- 家事をほったらかしにして何もせずに横になる。

こういう方法で名節の時にたまったストレスが、きれいになくなるならば、どれほどいいだろうか?何もしないと決心して、横になっているのに頭の中では洗ってくれるのを待っている皿がいっぱいに積まれた流し台がちらつくのでストレスがもっと深刻になる。

名節症候群を解消する最もいい方法は最初から名節をなくすことだろう。カレンダーに記されている名節をまるごとなくすことはできないので、名節を避けて逃げるしかない。

名節にも仕事をする職業を選んだり、海外に居住するのが名節を忘れて暮らせるいい方法かもしれないが、これは本人が願ってもどうにもならない。一時は名節に故郷に行くことを敬遠する人のために偽ギプスが、たくさん売れたりもしたが、偽患者だったという事実が明らかになれば後遺症の方が耐えられないだろう。

どうにもこうにもできなければ、次の対策として先祖を迎えない宗教を信じる方法があったりする。

もちろん何の宗教でもいいから信じるということではない。法事を基本的に否定する宗教でなければならないだろう。

キリスト教宗派の中でカトリックは法事を厳しく反対したりはしない。先祖の冥福を祈る慰霊ミサも捧げるし、大人になった後、聖堂に通い始めた信者には韓国の法事も許す。正教会、聖公会、天道教に入っても名節から逃げることは難しい。

残った宗教は偶像崇拝を徹底して禁じるイスラム教とユダヤ教、新教(プロテスタント)だ。

韓国でイスラム教とユダヤ教信者だなんて、何か少し気まずいので新教がちょうどいい気がする。路地ごとに十字架の付いた教会があるので、教会に行くことも簡単だ。名節に法事を行いたくない人のおかげで韓国で新教信者が増えたのだろうか?

そこまでは分からないが、とにかく名節症候群を避けようと教会に通って逆に損をすることもある。1週間に3度も教会に行かなければならないし、献金を出すし、早朝祈祷会に一緒に行こうと隣に住む伝導師が誘ってくる、もしかしたら1年に二度ではなく、毎日ストレスを受けるかもしれない。

だから宗教を信じることも選べる代案にはならない。

結局、名節症候群は、一生抱えて暮らさなければならない運命なのか?そうだ。運命だ。もしかしたら韓国でそのような運命を持った最後の世代かもしれない。

最近は結婚しても子供を一人や二人だけ産んだり、最初から結婚自体を遠ざけているので、近い将来には名節に集まる親戚が最初からいなくなるかもしれない。合計出産率がぎりぎり1の状態が続くならば、人々が集まって騒がしかった時代が懐かしくなるだろう。

そうだ、これもすべて一時的な話だ。

子孫に話してあげるエピソードを残すと思って、名節症候群を楽しむことはできないだろうか?
  • Lim, Chul
  • 入力 2019-01-30 00:00:00




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