ムーディーズ、韓国の経済成長率見通しを下方修正


  • 期間別の成長率見通し


世界的な信用評価機関のムーディーズは、今年の韓国の経済成長率見通しをわずか4ヶ月で0.2%ポイント低く修正し、韓国経済に対して「警告状」を取り出した。政府はもちろん、主要な研究機関が発表した予測値と比較してみると、ムーディーズ側の警告の水位はかなり高い。世界金融危機で成長率が墜落した2009年(0.7%)以来の低成長率を記録するとの見通しだからだ。

政府は今年の経済成長率の目標を2.6~2.7%と提示した。ムーディーズの見通しよりも最大で0.6%ポイント高い水準だ。韓国銀行と韓国開発研究院(KDI)の予測値も2.6%で、政府と大きな差はない。民間研究機関になるほど数値が少しずつ低くなる。現代経済研究院とLG経済研究院はそれぞれ2.5%で、韓国経済研究院は2.4%を提示した。政府が提示した2.6~2.7%の達成は容易ではないという判断が大勢だ。ムーディーズはここから一歩進んだ。 2.1%という最も低い数値を示したわけだ。政府関係者は、「ムーディーズ側の展望は過度に悲観的な側面だけを浮き彫りにした」と評するが、ムーディーズの警告を重く受け入れなければならないという声が少なくない。

まずムーディーズは対外的なグローバル環境が、韓国経済にさらに否定的に向かっていると判断した。韓国経済をなんとか支えてきた輸出に「赤信号」が灯ったからだ。ムーディーズは昨年11月までは韓国の輸出を展望して、米国の貿易政策と世界的な金融環境の悪化などのグローバル変数に主に言及した。しかし4日に発表した最新の報告書では、韓国企業の投資不振と中国内の需要の減少などを同時に詳しく述べた。これは昨年12月からの輸出が減少に転じるなど、輸出が今年の韓国の経済見通しで最大の悪材料として浮上した影響だという評価だ。

KDIのチョ・ドクサン研究委員は、「ムーディーズが直前の見通しを発表した昨年11月と現在で最も大きく変わったのは、輸出が減っているということだ。ムーディーズは0.2%ポイント下げたが、他の機関も今年初めの見通しを相次いで下げる可能性が高い」とし、「ただし国際格付け会社であるムーディーズは、世界経済の低迷により重みを置いて、国内の分析よりも下げ幅を少し大きく取った可能性はある」と述べた。

国内的なリスクとしては、最低賃金が選ばれた。最近の2年間で30%近く急騰した最低賃金が雇用市場に悪影響を与え、失業が増えて中小企業の競争力も悪化しているということだ。

ムーディーズは昨年11月、韓国の経済成長率見通しの発表時も「対外環境が不確実になり、最低賃金が急騰して企業が投資を先送りしている」とし、「雇用不安が消費を萎縮させた」と診断した。ムーディーズは今年の経済成長率見通しを下げながら、韓国銀行が基準金利を年末まで凍結する可能性が大きいと予想した。ムーディーズは、「韓国銀行が金融政策の緩和の程度を調整するという意志を見せているが、国内の経済見通しへの期待が悪化して、少なくとも今年末までは利上げをしないだろう」と展望した。米国の金融政策の方向の見通しと関連しては、今年は緊縮見通しを維持し、来年の見通しは緊縮で現基調を維持に調整した。
  • 毎日経済_ソン・イルソン記者/ムン・ヂェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-03-04 20:50:46.0