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韓国輸出、4月も依然として「暗雲」

主力輸出商品の半導体は20%減 

4月の輸出額は、まずは「増加」で出発した。先月まで四ヶ月連続で減少し、輸出は今月には反騰するかが注目される。しかし主力品目である半導体の輸出は大きな減少を続け、わが国の輸出にも濃い暗雲に覆われている。

関税庁は11日、4月に入って10日までの輸出額は総150億ドルで、前年同期比で8.9%増加したと明らかにした。輸入も167億ドルで14.9%増加した。 4月はまだ20日ほど残っているが、月別の輸出では昨年12月に1.7%減少した後、初めて増加に反発する可能性が高いと思われる。

しかし輸出の環境が改善されたというよりは、操業日数が昨年よりも一日増えた影響が大きかったと思われる。実際に、操業日数(8.5日)を考慮した一日平均輸出額は17億7000万ドルで、前年同期比で3.9%減少した。

いまだに大幅で減少を見せている半導体の輸出も懸念を大きくしている。半導体輸出は前年同期比で19.7%も減少した。 3月の1~10日までの輸出実績(-29.7%)よりも改善されたが、まだ二桁のマイナスだ。別の主力品目であるディスプレイも-39.1%を記録した。

ただし船舶の輸出が好調を見せている点は希望的だ。今月に入って船舶の輸出は72.8%増え、10日までに10億ドルを超えた。前月同期での増加率(-9.7%)と比較すると状況は大きく好転した。石油製品(22.8%)・船舶(72.8%)・乗用車(20.1%)・無線通信機器(64.3%)も輸出が増加した。

半導体とともにわが国の輸出に悪材料としてあげられた対中国輸出も改善した。マイナスを記録していた対中国輸出は0.8%で、今月は増加に転換した。米国(19.9%)と欧州連合(20.2%)そしてベトナム(19.4%)も増加傾向を見せた。
  • 毎日経済_キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-04-11 17:46:27




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