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サムスン、台湾TSMCを猛追…ファウンドリ事業育てる


  • サムスン、台湾TSMCを猛追…ファウンドリ事業育てる

「グローバルファウンドリー(半導体受託生産)1位の台湾TSMCに追いつく」

最近、サムスン電子のファウンドリ事業部の雰囲気だ。サムスン電子は非メモリー半導体の一つの軸であるファウンドリも積極的に育成している。世界のファウンドリ市場1位の台湾TSMCに追いつき、李在鎔(イ・ヂェヨン)副会長が示した「2030年非メモリ(システム半導体、ファウンドリ)1位」を達成するための戦略を本格的に稼働した。最近、サムスンは 「5ナノメートルプロセス」の開発に成功し、テスラ社から半導体受託生産を受注するなど、著しい成果も続いていることから見通しは明るいという評価だ。

サムスン電子がファウンドリの重要性を強調する理由は、第4次産業革命の時代を迎えて、オンデマンド半導体の需要が急増しているからだ。TrendForce(トレンドフォー)によると、第1四半期の世界ファウンドリ市場で、サムスン電子は19.1%のシェアでTSMC(48.1%)に次いで2位を占めている。 TSMCにすばやく追いつくことが、サムスン電子のファウンドリの最大の課題だ。

サムスン電子は技術力の確保と顧客拡大という「二匹のウサギ」をつかむことに邁進している。去る22日、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は自社の自律走行車に使用されている自律走行専用コンピュータチップを公開しつつ、これをサムスン電子が委託生産したと発表した。

ファウンドリでも「超格差」の技術力を基盤に、1位との格差を急速に縮めることがサムスンの戦略だ。サムスン電子は16日、従来よりも電力効率を20%、性能は10%向上させることができる「5ナノメートルプロセス」の開発に成功した。これは現存する最高難度のマイクロプロセスだ。業界では5ナノプロセスはサムスン電子のほか、市場1位のTSMCなどが開発に成功したと推定している。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-04-24 18:09:26




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