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韓国内に持ち込まれた 「バッテリー戦争」

SKイノベーションとLG化学 

SKイノベーションがLG化学を相手にして国内の裁判所に訴訟を提起し、バッテリー技術の侵害をめぐる攻防が拡大している。

SKイノベーションは10日午前、ソウル中央地方裁判所にLG化学を相手に名誉毀損による損害賠償請求訴訟と、営業秘密の侵害が全くなかったという内容の債務不存在確認請求訴訟を提出したと述べた。

先だってLG化学は、SKイノベーションが人材引き抜きを通じてバッテリー技術関連の営業秘密を侵害したとして、米国の国際貿易委員会(ITC)とデラウェア連邦裁判所に訴訟を提起した。 SKイノベーションは訴訟の背景について、「国内の大企業間の善意の競争を望む国民的な雰気風を破り、根拠のない非難を続けてきた状況から、これ以上は競合他社の根拠のない足首つかみを容認することはできないと判断した」とし、「名誉と信頼毀損に対する損害賠償を請求、営業秘密の侵害が全くないことを確認(債務不存在確認)することにした」と説明した。 SKイノベーションは今回の訴訟で10億ウォンをまず請求し、今後の訴訟の進行過程で被った損害を具体的に調査した後、損害賠償額を追加で確定請求する方針だ。

また、今回の法的措置は始まりに過ぎず、法的措置を含む追加の措置が継続されるだろうともした。

この日、LG化学はSKイノベーションの訴訟提起について、「自社の正当な権利を保護するための法的措置をめぐって、競合他社から対抗訴訟を提起したことに対して遺憾に思う」と述べた。 LG化学は「LG化学が提起した訴訟の本質は、、30年のあいだ培った核心技術などの当然守るべき権利を保護するためのものだ」とし、「不当な行為を犯した競技者が、根拠のない足首つかみを主張することはとんでもない」と主張した。特にLG化学は「SKイノベーションの営業秘密に対する侵害は、ITCが本案審理の必要があると判断して調査開始を決めた事案」だとし、「競合社から根拠のない足首つかみだと表現するのは、状況をもあまりにも安易に認識するのではないかと疑問視している」と付け加えた。
  • 毎日経済_カン・ドゥスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-06-10 17:16:26




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