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韓、8月の企業景況感「すとん」

日本の報復・G2紛争の長期化 

企業の体感景気が今月に入って、目に見えて減少した。特に製造業の中でも半導体企業を中心に否定的心理が強くなり、日本の輸出規制の影響が大きかったと思われる。

韓国銀行が29日発表した「8月の企業景況判断指数(BSI)」を見ると全産業の業況BSIは69で、ひと月前よりも4ポイント下落した。 70の下に落ちたのは6ヶ月ぶりだ。

BSIとは企業が認識している景気を示す指標であり、基準値である100未満の場合は否定的と回答した企業が肯定的と答えた会社より多いことを意味する。業種別では製造業の業況BSI(68)が前月比で5ポイント下落して、2ポイント落ちた非製造業(70)よりも下げ幅が大きかった。特に半導体を含む電子・映像・通信機器部門の業況BSIは72で、ひと月前よりも11ポイントも下落した。韓銀経済統計局のチェ・シン企業統計チーム課長は、「日本の輸出規制や米・中の貿易紛争が複合的に影響を及ぼした」と述べた。

一方、経済心理指数(ESI)も大きく低下した。 BSIの消費者動向指数(CSI)を合わせて算出したESIは0.8ポイント下落した88.4で、2012年11月(87.9)以来の6年ぶりに最も低い水準だ。先に発表された8月の消費者心理指数は3.4ポイント落ちた92.5だった。季節的な要因などを除去したESI循環変動値は0.6ポイント下げた89.7を記録したが、世界金融危機直後の2009年5月(87.2)以来の低水準だ。
  • 毎日経済_キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-08-29 17:43:43




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