韓ボディフレンド社、マッサージチェアで世界一



「マッサージチェア宗主国である日本を抜いて世界1位になるために10年かかりました」。

最近、ソウル市江南区道谷洞のボディフレンド本社で会ったボディフレンド(BODYFRIEND, Inc.)のパク・サンヒョン代表(44・写真)は、日本企業一色のマッサージチェア市場で絶え間ない研究開発(R&D)で日本を抜いて世界1位になったことに対する興奮を隠せなかった。パク代表は「後発として生きる道はR&D投資しかないという考えで、果敢に投資した」とし、「さいきん日本の経済報復で国家的危機感が高まった状況で、実力だけで成し遂げた逆転なのでよりいっそう意味がある」と強調した。

パク代表はグローバル市場調査機関である「フロスト&サリバン」調査で2017年を基準に、ボディフレンド社が世界のマッサージチェア市場でシェア8.1%を記録し、1位になったと説明した。

競合社であるパナソニックとファミリーイナダは、それぞれ7.7%と7.2%で2位と3位にとどまった。 10年前まではグローバル市場を掌握していた日本企業を、ボディフレンドが逆転したわけだ。日本は70年以上前に最初のマッサージチェアを開発した、「マッサージチェア宗主国」だ。わずか10年前まではパナソニックなど、日本産のマッサージチェアが国内市場を席巻した。

しかしボディフレンドは黒色が中心のやぼったいマッサージ機器にとどまっていた日本のマッサージチェアを見て、差別化を通じて勝負をかけた。 2007年に設立されたボディフレンドは、設立初期に保有している現金のほとんどを投資してデザイン力の強化に乗り出した。「デザイン研究所」と「技術研究所」を設立し、自宅のインテリアとよく似合うマッサージチェア、韓国人によく合う機能を開発するために集中した。 3年前に整形外科、神経外科、漢方リハビリ医学科などの専門医を迎え入れて「メディカルR&Dセンター」を設置した。

楽だったわけではない。パク代表はマッサージチェアを一番最初に開発したことで知られるファミリーイナダが2014年末、とつぜん自社の「自動体型認識」に関する特許を侵害したと警告状を送ってきた時が一番たいへんだったと打ち明けた。パク社長は「2015年初めにファミリーイナダを相手に特許無効審判を請求し、特許権侵害禁止訴訟も提起してすべてに勝訴した」とし、「会社の死活がかかったファミリーイナダとの訴訟は、特許の重要性を再認識し、R&Dに拍車を加える変曲点になった」と語る。

この事件をきっかけにパク代表は特許関連の組織を新設し、内部を整備した。去る7月時点で、ボディフレンドは国内と海外での特許および実用新案とデザインなどの知的財産権2060件を出願し、このうち853件(国内659件・海外194件)を登録して特許保有強者になった。

パク代表は「日本を克服しついに日本に勝ったという点で、ボディフレンドの世界1位は大きな意味がある」とし、「技術、デザイン、品質、サービス、顧客満足度など5つの分野で追撃できないほどのギャップを作るという五感超格差経営を実行していく」と語った。
  • 毎日経済_クォン・ハヌル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-09-09 20:49:35