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「ADEX2019」世界の防衛産業各社...ソウルで受注戦


  • 「ADEX2019」世界の防衛産業各社...ソウルで受注戦
  • 韓国空軍の韓国型次世代戦闘機(KF-X)の実物模型が20日まで、城南のソウル空港で開催される「ソウル国際航空宇宙および防衛産業展示会(ADEX2019)」で公開された。 ハン・ヂュヒョン記者



ロッキード・マーティン社とボーイング社、エアバス社などの世界的な防衛産業の各企業が、韓国で自尊心をかけた受注戦を繰り広げている。これら各社は城南のソウル空港で15日から開かれている「ソウル国際航空宇宙および防衛産業展示会(ADEX)」に参加し、自社の最新装備を誇って競争力をアピールしている。

グローバルな防衛産業で9位のエアバス社は、ADEX展示場で韓国市場に対する積極的なマーケティングの意志を示した。エアバスD&Sのヨハン・フェリシア アジア太平洋地域統括代表はADEX2日目の16日、記者懇談会でエアバスの次世代大型戦術輸送機A-400Mについて説明し、「エアバスは大韓民国の防衛産業に理想的なパートナーだ」と強調した。

3機の旧世代の輸送機を代替できる能力を持ったA400Mは、ヘリコプターと重武装の車両を移動させることができる大型輸送機だ。他社の同等機種と比較して、飛行距離と積載量の両方で倍に達するというのがエアバス側の説明だ。

現在、韓国空軍が保有している輸送機は小型機種(CN-235)と中型機種(C-130)のみだ。昨年10月のサイパン台風当時、孤立した韓国人観光客800人を移送するために困難を経験するなど大型長距離輸送機の必要性が提起されたことで、空軍は2022年までに大型輸送機の導入を推進することにした。

グローバル1位防衛産業企業である米ボーイング社は、今回のADEXでAH-64E(Apache)攻撃ヘリコプターとP-8A海上哨戒機を展示して観覧客の注目をひきつけた。韓国軍はApacheをすでに36機保有しており、P-8Aは6機の導入を決定したが、韓半島海域を監視するには不足だという指摘によって、海上哨戒機やヘリコプターの追加購入を計画していることが分かった。海兵隊も「立体高速上陸作戦」のために最近、上陸機動ヘリの導入推進の意思を明らかにした。

ボーイング社はこの他にも、来年の年末に始まる予定の大韓民国空軍の第2次早期警報統制機事業で、スウェーデンのサーブ(SAAB)社やイスラエルのイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)社と競合するものと予想される。昨年から入札が行われている海軍の第2次海上作戦ヘリコプター事業に参入した米ロッキード・マーティン社と伊レオナルド社もそろってADEXを訪れた。

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  • ハンファディフェンス社「レッドバック」。写真提供=ハンファディフェンス


国内の防衛産業も今回のADEXに最新装備を展示して、海外から来た潜在顧客にアピールした。特に韓国航空宇宙産業(KAI)が開発している韓国型戦闘機KF-Xの実物大模型が初めて公開されて注目を集めた。国内で開発中の小型武装ヘリコプターも観衆の前で最初の試験飛行に乗り出した。 LIGネクスワンが公開した未来の歩兵システムの核心技術である「筋力増強ロボット」、ハンファディフェンス社の装甲車「レッドバック(REDBACK)」も注目を浴びた。
  • 毎日経済_城南=ヨン・ギュウク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-10-18 17:35:44




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